緊急事態宣言
九州へ単身赴任してちょうど２年。これまで毎週のように小倉と新大阪を行き来するライフスタイルが定着してましたが、まさか自由に関西と行き来できなくなるこんな事態が起こるなんて夢にも思ってませんでした。
地震や台風で新幹線が遅れるなんてことは当然何度かはありましたが、今回は終わりが見えないウィルスとの戦い。初めは大したことないだろうと思っていましたが、あれよあれよいう間に緊急事態宣言が出て、状況は一変。
誰もいない新幹線、閑散とした新大阪駅。正直、異様なものがあります。
失われた日常
単身赴任で寂しさを感じつつも、毎週大阪に帰って家族と会っていた「当たり前の日常」がこんなにも貴重であり尊いものだったということを今更ながら気付かされます。
こういう不安なとき、色々とストレスフルな時に離れて過ごすのは何とも辛い。
職場でもコロナの関係で日々非常事態への対応が求められる毎日。誰々の家族が、どこどこの拠点で発生とか色んな罹患情報も飛び込んでくるようになり、もうこのままだといよいよ大阪に帰れなくなるぞと。
決断
妻の仕事のこともあり、巣ごもりな週末に自分なりに考えて出した結論は「在宅 in 大阪」。
曲がりなりにもマネージャである自分が職場にいないことの影響や、九州内でも他県に家があって単身赴任の同僚がずっと家に帰られていない状況など、後ろ髪を引きまくられる点は挙げれば切りが無い状況でした。
まずはチームのメンバーをほぼ在宅勤務とし、どうしても自分がその場にいないとできない直筆サインや職場にしかないシステムでの承認などは他のマネージャへ回すなど段取りした上でGWまでの２週間を在宅勤務にする手はずが整いました。そしてようやく、GWを含めて3週間を大阪で過ごすことができるように。
増えるであろう家族との時間のため、こんなものもGET！ぴったんこカンカンで取り上げられていてあまりにも楽しそうで、ルールもシンプルなのでいいかなと思いましたが、小さな子どもとのハンデのつけ方が悩ましいです、。
在宅勤務トライアル
在宅勤務って、もう少しのんびりとできるような勝手な思い込みがありましたが、やってみると意外に忙しい・・。
DaaSでつなぐパソコンの挙動が遅かったり、画面が狭くて効率が下がることが一つ、皆で決めると一発で済むことが一人ひとりと電話やチャットで確認しては伝言ゲームみたいな感じでコミュニケーションに手間がかかることの2つが大きな原因で、大してはかどらないワリにずっと忙しく、かつ昼休憩や終業のメリハリがつきにくいというのが1週目の感想です。
トラブルなどイレギュラーなことが起こるともっとストレスフルなんだろうなと思いつつ、今は仕事の相手先も非常事態で案件自体が停滞気味ということで何とかなっているという感じではあります。
ただ、これも一つの手段として、職場にいると日々飛び込んでくる電話や相談、承認行為なんかでそれはそれで中断することが多いのでじっくり集中して向き合う仕事をする際は在宅勤務のほうが向いている仕事も多々あるような気がします。
今後のこと
在宅勤務も1週間が経とうとした頃、県外から移動した社員は2週間自宅待機になるというニュースが・・。
これでGWから戻ってもしばしの在宅勤務を余儀なくされることが決定となりました、。その影響を最小限にするためには、いち早く帰るという手もあるのでしょうが、そのために今の時期に急いで帰るというのはコロナ対策という観点からも逆行している部分もあります。
また、このようなルールができた以上は一度戻ればもうしばらくは帰って来られなくなるわけで、悩んだ結果、予定通りGWまでは滞在し、その後はしばらく単身赴任先で在宅をしようと思います。
そうなれば、またしばらく妻をワンオペさせることになり、仕事中は子どもたちを学校に預けることになり、健康リスクも高まるであろうストレスも気になるところではあります。そんな葛藤を胸にしまいつつ、そして何よりこんな時に家族一緒にいられないことが何とも切ないというのが本音ではありますが、小倉に戻るまで十分に家族との時間を楽しみたいなと思います。
いつか遠くない日に来るであろう、コロナ収束を祈りつつ、皆が健康に過ごせることを願います。
