■[通信]今日のニュース!
NTT、3000万世帯に光回線――6年で5兆円投資
NTTは2日、2010年までに国内の固定電話加入者の半分にあたる3000万世帯・事業所の通信回線を光ファイバーを使った高速回線に切り替える方針を決めた。専用の基幹中継網を新設、家庭や事業所までの末端回線も光回線に置き換える計画で、総投資額は5兆円に上る。通信網のブロードバンド(高速大容量)化を急ぎ、KDDIなどへの競争力を高める。この結果、日本は世界に先駆けブロードバンドの通信基盤が整うことになる。デジタル家電など関連機器・サービスの開発を通じ、大きな経済波及効果をもたらしそうだ。
日経新聞より引用
今日、日経の一面を飾っていたので久々に通信コーナーを書きたいと思います。
来年度より、NTT東西、コミュニケーションズがそれぞれ数千億の予算の大半を光ファイバー投資に向けて使っていくとのこと。また、こうした投資をすると同時に光ファイバー貸し出し義務の撤廃を目指すと見られている。
ソフトバンクやKDDIの攻勢によってNTTが本気になった。6年で5兆円を投資することは通常の企業ではできるまい。
思えば、NTTは当初から2010年には光ファイバ化する計画をしていた。メタル線→ISDN→FTTHという形で・・。しかし、ADSLの爆発的な普及により、計画を変更せざるをえなくなった。
そしてこれまでに敷設してきた光ファイバーは無用の長物とされ、負債扱いされていた。そうした流れを変えるべく、一気に光ファイバーへと戦いの土俵を変えるのが今回のねらいである。
ソフトバンクの攻勢をはじめとした競争が日本の通信を名実共に世界一に押し上げようとしているのは間違いない。そうした意味で各社の参入の意味は大きい。
この投資がきっかけにデジタル家電などの関連機器・サービスの開発を通じ、大きな経済波及効果をもたらすと日経も言及している。
パソコンではなく、デジタル家電といった端末に高速のインターネット環境を与えることで、インターネットというものがバリアフリーになる。
今後のさらなる普及に向けてそういったバリアフリー化は大きな意味を持つに違いない。
■コメント（復旧）
#bighead『ソフトバンクが行政指導を受けてますねぇ。で、その反論として「他社でも似たようなことをしてるところがある」ですってさ。自社の正当性を述べるコメントではありませんでしたとさ。』
#daichi-55『しかも「総務省からのアドバイスと捉えています。」って・・(笑)』
#bighead『おろ、お帰りなさい。今回の光ファイバー増設って、やっぱりソフトバンクに貸し出してしまうことになるんですかね?』
#daichi-55『おう、ただいま!今日はまた飲んださ・・社会人ってやっぱりビールor焼酎、日本酒しか選択権がない・・やっぱりソフトバンクに貸し出してしまうことになるな。確か、今日の日経にそれに対して詳しい記述があった気がする。たしか、なんか貸出料はコストで計算するから安くで貸し出すことにならざるを得ないとかいう感じやった。そやし、規制撤廃に向けて大きく動き出すかもみたいな含みもあった気もするわ。また詳しく分かり次第アップしまーす!』
#bighead『やっぱり社会人って飲み、呑みの連続なんですね。ご苦労様です。でも、今日の発表はついに光の国に...って感じですよね。で、ひとつ疑問なのはなんでコムも出資するのかってこと。西日本の管轄は西日本、東日本の管轄は東日本にあるのに、コムもなんで一枚噛んでくるのか疑問です...。コムもハード整備はしてるですか?謎...。今日はもうお疲れだと思うので、ソフトバンクのことも含めてまた今度解説よろしくです(>_<)』
#d55『そりゃあもちろんハード整備してるよ~コムも音声通話・プロバイダの収益がほとんどやしな。それと忘れちゃいけんのは基本的には(法律上は)NTT東西は県間通信が禁止されてるから大阪→京都でもそこにコムの回線が入ることになる。実際はもうちょい複雑みたいやけど。そやしコムが出すのは必然っていえるかな。また詳しく調べてアップしますわなー』
