9年ぶりの金沢へ

「三世代で国民休暇村を巡る旅」がシリーズ化し、このゴールデンウィークに北陸へ行ってきました。

習い事もちょうどなく、妻も5月から新しい職場で仕事の時間も増えるということで、ゴールデンウィーク初日の1泊2日に照準を当てることに。

たまたま見かけたこちらの記事で、国民休暇村で唯一オススメされていた石川県は「国民休暇村のと千里浜」に決定!9年前に家族で住んでいた金沢。離れた翌年に旅行には行ったものの、出張含めなかなかご縁がなかった金沢。楽しみです。

旅行支援は残念ながら使えませんが、GW限定の「子ども1000円きっぷ」を調達し、タイムズカーシェアでレアな7人乗りを予約開始日にゲット。準備万端です。

当日は朝一番のサンダーバード1号で金沢に向かいます。高槻駅で途中乗車し、京都駅で祖父母と合流。朝ごはんを車内でガッツリ食べながらいざ石川へ。

敦賀→福井→金沢とほとんど止まらずあっという間に金沢へ。到着時間はなんと9時13分。GW前半の悪天予報も見事に外れ、快晴の金沢駅。「世界で最も美しい14駅」に日本で唯一ランクインしているだけあって、鼓門ともてなしドームは久々に見ても圧巻です。

さぁここからが旅のスタート!

1.金沢流 回転寿司

駅屋上のカーシェアを無事にゲットし、さてさて向かうは「金沢まいもん寿司」。今となっては全国に名を知られた金沢が誇る回転寿司で、大阪にも店舗がありますが、個人的にはやはり金沢で一番!なのでせっかくなので本店にお邪魔します。

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間違いなく行列なので、10時半に到着。オープン前から長蛇の列でしたが、何とか第一陣に間に合いました。ガスエビにノドグロにと北陸の味覚をたらふく食べて大満足。

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息子は鰻やイクラと北陸とは無縁なものばかり食べてましたが、それはそれで大満足な様子(笑)最高のスタートになりました。

走る道が懐かしい。娘が生まれたばかりに住んでいた場所なので、公園や行きつけの本屋さんなどなど、断片的な記憶が次々に蘇ってきます。

2.大野

次の目的地はこちら。

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醤油の5大名産地のひとつ、ここ金沢は大野。海の玄関口であり、また北陸独特の湿度や白山からのキレイな水が醤油の製造に適していたのだとか。

麹のことを学びながら、醤油などを色々とショッピング。コンパクトなパークではありますが、趣がある雰囲気の中をブラブラ。時間が合えば、ガイドツアーなんかもあるようですが、今回は断念。

そしてこればっかりはベツバラと頂いたのが、入口近くにあったこちらのチーズケーキのお店。糀をつかっているのだとか。今、漢字を変換して初めて店名の由来が分かりました笑

ここからすぐにあるこちらの「からくり記念館」にも足を運んでみます。

今日は休みかな?と不安になるほどヒッソリとしてましたが、恐る恐るドアに近づくと開いてて一安心です。(このあとには続々とお客さんがやってきて、たまたま閑散としていた時間帯だったようです。)

受付から渡り廊下で本館に行くような造りになってますが、建物がまたすごい。日本建築史を代表する建築家・内井昭蔵が設計し、北前船をイメージして建てられたそうで、鼓門もここからインスパイアされたのではないだろうかと思うような木造の螺旋立体構造が美しい。

そして何より、中の展示も面白く、からくりの仕組みから木のパズルで触りながら遊べる展示の数々で飽きさせません。極めつけは館長直々にやってくれるお座敷からくりの実演。

軽快なトークを繰り広げながら、お座敷からくりとして代表される「茶運び人形」などを目の前で解説しながら実演してくれます。子どもたちも参加型で大盛りあがり。2時間位は満喫したでしょうか。大満足で大野を後にします。

3.国民休暇村

休暇村の旅ということで、今回目ざすは「国民休暇村 能登千里浜」。

雨がパラついてきましたが、何とか「なぎさドライブウェイ」は通れる様子。久々の砂浜ドライブですが、思った以上にオフロードです。

途中、道の駅に立ち寄っていざ休暇村へ。滋賀、淡路島、兵庫に続いて4回目の休暇村ですが、中はリニューアルされていて非常にキレイで、快適に過ごせました。

源泉かけ流しの温泉を3回も息子と楽しみ、お腹いっぱいに夜も朝も美味しくご飯をいただき、廊下に設置されているハンモックで寛ぎ・・と思う存分に満喫しました。

これで一人15000円(しかもGW)は恐るべしコスパ。オススメです。

4.金沢観光めぐり

朝ごはんをたらふく食べて、9時過ぎに向かうは金沢市街。

2日目はメジャーな観光地を色々と立ち寄る予定です。まずはひがし茶屋街に主計町茶屋街。

からの近江町市場とメジャーどころに立ち寄りながら当時の記憶を呼び覚まします。

これまたよく行った武蔵ヶ辻のエムザというデパートのデパ地下で軽めの昼食を買い込み、繁華街の香林坊へ。

9年経っても忘れない名店、サン・ニコラ。誕生日ケーキやご褒美スイーツに当時は大変お世話になりました。

ほんとはケーキを買いたかったですが、さすがに食べ過ぎなのでチョコソフトクリームと焼き菓子を記念に。変わらぬチョコの美味しさ。間違いない。

5.ポケモン✕工芸

ここで旅もクライマックス。朝にたまたま見ていたNHKで特集されていたポケモン人間国宝のコラボレーション。

国立工芸館で開催中とのことで、てっきり東京でと思いきや、なんと金沢!兼六園のほど近くにあるということで、大人も子どもも楽しめそうなこちらに行かない理由がありません。

1時間毎の入場券事前予約になっており、テレビを見てすぐに昼過ぎの回を予約しておきました。予約した時間に行ってみるとズラッと大行列。当日券も長蛇の列。ポケモン人気の強さをあらためて目の当たりに。

人間国宝ポケモンのコラボはなかなかの面白さ。焼き物や金属工芸、レースなど様々なジャンルの工芸品とポケモンたちのコラボ。ここまで突き抜けてると流石にすごい。

人間国宝ポケモンのことを徹底的に調べて、向き合って作品を作ったんだと思うと何だか不思議な感じ。本来ならありえないコラボがこうやって当たり前のように実現していることがすごいなと思います。良いもの見させてもらいました。

そんなこんなの金沢旅行。

2時間前に駅に到着し、駅弁を受け取ったり、電車でつまむものを買ったりしながらブラブラと過ごします。

駅弁マニアの娘が吟味して選んだのはこちらの2つ。

まずは芝寿しの「北陸浪漫」。治部煮をはじめ、北陸らしいものが盛りだくさん。

もう一つは高野弁当の「魯山人の旅弁当」。柿の葉寿司など、さすがは魯山人という名がつくだけあって、グルメな弁当でした。

大人のおつまみはこちらの「金澤春巻き」。春巻き好きなので面白そうだなと見ていると、なんと試食をさせていただき、美味しかったのであっつあつサックサクの春巻きを車内へ。

サンニコラの焼菓子をデザートに、最後まで食を楽しんだ北陸旅行でございました。


今週のお題「何して遊ぶ?」