インターネット環境改善

2週間の在宅生活@大阪で、日中時間帯のインターネットがなかなかに遅いことが判明。

うちのマンションはVDSL方式(各家庭までは電話線)なので仕方ないと思いつつ、朝方は50〜60Mbps出るのに午後になると3Mbps程度・・。特に目立った不都合はありませんが、単身用に契約しているモバイルルーターより遅いのも何だかなぁと色々と検討することに。

仕事も通信関係なので、最近ネットが遅いとお客さんよりよく相談を受けていて、そんな時は大体IPoEというサービスをオススメして劇的に通信速度が改善して喜んでいただきます。

今、世の中の大半のインターネット通信はIPv4という規格で通信がされていますが、世の中の通信量が増えると仕組み上どうしてもインターネットの出口で渋滞が起こってしまいます。最近はゲームや映画のネット配信、在宅勤務でのWeb会議の通信等々、数年前の数倍になりコロナで一気に倍になるなどもうパンク状態。同じ設備を利用者でシェアする以上、渋滞はひどくなるばかりです。

そこで注目されているのがIPv6という新しい規格を用いた通信技術。こちらはそもそも渋滞が起こる装置を経由せずに直接、インターネットにつながる仕組みですし、利用者もまだまだ少ないサービスなのでそもそも混雑が起きません。

こちらを使うには例えばNTTだとフレッツにV6オプションというサービスをつけ、契約しているプロバイダのコースをV6のものに変更する必要があります。プロバイダのコースを変えるだけで、自動的にNTTへの申し込みをやっておいてくれるところも多いです。

驚くことに、フレッツのV6オプションは無料、プロバイダも値段が変わらないところが多いです。うちは500円の格安プロバイダのExciteで契約をしているのでこちらは+200円の700円ということでした。

ただ注意が必要なのは、ルーターを対応したものに変えないと使えない可能性があります。世の中にはまだまだ大半のWebサイトがv6に対応しておらず、GoogleYoutube等一部のサイトのみ。それをv4を経由してうまく表示させるために色々な方式があり、それに対応したルーターを準備する必要があります。

NTTでレンタルされるホームゲートウェイと言われる黒い弁当箱みたいな機械にも最近のものなら対応しており、改めて準備する必要はなかったりします。我が家はそもそも無線LANルーターが古く、最近の規格にも対応していないものだったのでこれを良い機会にv6対応に変えてみることに。

Exciteに v6を申し込むと24時間以内で利用開始とのことでしたが、3時間程で利用開始のお知らせが。ルータもすぐに届いたので家族が寝静まった夜にコソコソと設定開始!

こういう設定はなかなかスムーズにいった試しがないですが、案の定、思うようにいきません・・。

v6はうまく認識していますが、v 4の接続を止めるとv6のサイトしか見ることができません。。困った挙句、王道の「再起動」を実施した結果、無事に表示されるように。何とも不思議なもんです・・。

そんなこんなで無事に我が家もv6化に成功。その結果は・・どの時間帯でも60Mbpsはコンスタントに出るように。VDSL方式だと理論上100MBpsが上限なので上々の結果と手応えを感じてるところです!