さよならドコモ。再び。

元日の日経新聞にこんな記事↓が出ていましたが、この年末年始に我が家のケータイ環境も大きく見直すことにしてみました。


いよいよ「SIMフリー」元年 期待の裏に懸念 :日本経済新聞

自分はドコモ(12年)→au(1年)→ドコモ(1年)、妻はボーダフォン(4年)→ドコモ(8年)→ソフトバンク(2年)というケータイ歴でしたが、二人とも「IIJ mio」というOCNに続くシェア2位の”MVNO”に乗り換えました。

月々7000円くらいだった1台あたりのスマホ維持費は1600円に大幅減。これで月1万円ほどの節約となります。何と言っても、2年縛りとか違約金とか月々サポートとか、何とも煩わしいこれらと決別することができてスッキリ。

そもそもMVNOとは?

詳しい解説は専門のサイト等に譲りますが、そもそもMVNOとは「仮想移動体通信事業者Mobile Virtual Network Operator」のことで、携帯電話の物理的な設備(アンテナなど)を自社で持たないで、ドコモ等から借りて、自社のブランドで通信サービスを行う事業者のことを指します。

なので、IIJ Mioを申し込んでも、実際に端末に指すSIMカードはドコモのものと同一で、ロゴも入っています。端末に表示されるアンテナ表示も当然ドコモで、圏外の時も「こちらはNTTドコモです・・」とガイダンスが流れます。

ドコモ等キャリアとの大きな違い(安い代わりのデメリット)は3つあり、まず1つはキャリアメールが使えないということ。いわゆる@docomo.ne.jpのメールが使えません。2つ目はキャリア独自のサービスが使えないということで、例えばドコモで言うところのiコンシェルといった独自のサービスは使うことができなくなります。3つ目の違いは毎月の使えるデータ容量。ドコモであれば毎月7GBのプランが基本ですが、MVNOの安いプランだと大体は2GB程度のプランがほとんどです。

MVNOに乗り換えたワケ

一言で言うと、先ほどの「安い代わりのデメリット3つ」が自分にとってはいずれもデメリットではなく、「安い!」というメリットしかなかったからです。

1つ目のキャリアメールについては、自分はauMNPをしたタイミングで全てgmailに移行を済ませていてそもそもドコモのメールは使っていない状況でした。

2つ目のキャリア独自のサービスについては、持っている端末がiPhoneだったこともあってそもそも使えるサービス自体も少なく、使っていませんでした。

3つ目のデータ容量については、これまでの自分自身の使い方を調べてみると、自宅では無線LANを使っていることもあり、大抵は2GB以内に収まっており、大丈夫と判断しました。万が一、データ容量を超えてしまっても月4GBプランに柔軟に変更できますし、それでもキャリアよりは十分に安いです。(毎月2220円)

まぁ何より、自分は新しいものに目がなく、毎年iPhoneを買い替えており、その度に違約金を払っていることもあって2年縛りとかから解放されたかったというのが一番の本音かもしれません。

IIJ mioを選んだワケ

MVNOは、主にタブレット等音声通話をしないデータ通信専用端末に利用されるのが主流であり、音声通話もできる会社というのはまだまだ数は少ないです。

MVNO業者各社の違いについてはこちらのページ↓が大変よくまとまっています。


2015年に使いたい格安SIMはこれだ!月額1000円以下MVNO12社を徹底比較した結果・・・ - サラリーマン休日副業で月10万円以上目指すページ

そんな中でシェアNo.1とNo.2のOCNとIIJにまずは選択肢を絞りました。いずれもNTT傘下ということで一定の安心感があります。

両者、費用はほぼ同じで、サービスはOCNが一歩リードしているといった感じ。IIJにはない留守番電話のオプションやOCNの無線LANスポットを使えたり、050プラスというIP電話サービスが使えたり、データ容量の選択肢も色々とあったり、インターネットでOCN利用者は月々200円引きされたりとOCNはなかなかの魅力があります。マツコを起用したCMもなかなかインパクトがあったり。力の入れ具合が伝わってきます。

対してIIJは日本で一番初めのプロバイダで速度やサポート対応等も非常に評判の高いものがあります。


お客様満足度 総合第1位 - IIJmio高速モバイル/Dサービス

実は、家のインターネットもIIJを使っていて、安定的な速度に信頼がありました。

もともとはOCNを使っていて、夜のインターネットが混雑する時間帯は2Mbpsほどしかスピードが出ないという有り様にうんざりしてIIJに乗り換え、今は混雑時間帯でも最低30Mbpsはスピードが出ていて快適に使えています。

同じフレッツを使っていても、プロバイダだけでここまでスピードが変わることに驚き、人気があって知名度があることが必ずしも良いことではないということを痛感したのが大きなきっかけで、今回のMVNOの選択についてははじめからIIJを選びました。

IIJへの乗り換え手順

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IIJへの乗り換えは大きく2通りの手順があり、インターネット経由で申し込むか、ビックカメラの店頭(一部店舗)で手続きをするかのどちらか。インターネット経由で手続きをすると処理をしてからカードを発送するという手順があるため、1日程度電話が使えないというのが注意点です。

小さな子どもがいて、なかなか携帯の手続きのために数時間の時間を確保するのも大変なので、思い切ってインターネット経由で手続きをすることに。冬休み中だったので、家族は近くにいるし、1日くらい電話がなくとも大丈夫だろうという判断で年末年始に決行。

インターネットでの手続きは、免許証をスマホで撮ってアップするというなかなか便利なシステムでビックリ。本当に手軽な申し込みでした。

結果的に大晦日から元日にかけてのMNP(ドコモ→IIJ)でしたが、インターネット経由で非常に円滑に切り替えが進み、逐一メールで進捗を知らせてくれて安心して切り替えができました。

新年から心新たにIIJで運用。今で約2週間経ちますが、全く何の支障もなく、もっと早く切り替えておけばよかった。。と思うことばかりです。