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ワーキングプア


たまたま本屋さんで手にとったワーキングプア関連の本。


数々のデータやインタビューを元に、ワーキングプアの現状を伝えています。三年前に書かれた本ですが、現状は不景気の影響もあってより深刻な状況になっているように思えます。

近年のワーキングプアの増加の最大の要因とされているのは派遣社員や契約社員、嘱託社員、パートタイマー、アルバイトといった非正社員の数を企業が増やしていること。

コスト削減のた め、人件費が低く抑えられ、増やしたり減らしたりが比較的容易にできる非正社員の数を増やしているという訳です。
(筆者によると平均した生涯賃金 は正社員の5分の1)

日本は長らくの間、終身雇用と年功序列といったいわゆる日本型雇用システムをとってきたため、長引く不況のなかで新 しい従業員を増やすことができなくなった。その上、リストラも積極的に行われるようになり中高年層のワーキングプアも多く発生したとのこと。

イ ンタビューも実に幅広い年齢層の方々からのリアルな声でした。

筆者はこう言います。
資本主義の下、所得に開きが生じるのは当然の 流れである。ただ、問題なのは能力があるのに社会で評価されず、能力に見合った賃金が支払われていない。

機会の不平等を無くし、結果の不 平等を誰もが納得して受け入れられるように、人事評価システムを確立し、スキルアップに応じて非正社員から正社員への移動ができる柔軟な体制をつくること が重要

そんな中、こんなニュースも飛び込んで来ました。
日本郵政、10万人正社員化検討 非正規から5年間で

このようにいざ現実の策として見てみると様々な課題があるように思えま す。費用の問題、既にいる正社員の待遇確保の問題、新入社員の採用への影響・・

どのように決着するか注視したいと思います。


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