飛び石連休でたっぷり大阪に帰った翌週ということで、今週末は九州残留週末に。10月の残留からあまり間隔が空いていないこともあり、家のことはそんなに溜まっていないので少し遠出をすることに。
今回の目的地は宗像。「神宿る島」として神社や古墳群、島そのものとその一帯が世界遺産に認定されたエリアです。
神聖なエリアということで、せっかくなら人が少ない時に行こう!ということで朝7時にカーシェア借りて出発!
宗像大社
小倉から下道で渋滞なくスイスイと1時間ばかしで到着し、8時過ぎには到着。本殿に程近い第二駐車場に車を停めましたが、せっかくなので正面まで回りこんで入ります。
溢れ出る神聖なオーラがすごいです。。
手水で清めた後、本殿へ。誰もいない静かな場所でキチンと願いを込めます。
そもそも宗像大社は以下の三つの宮からなり、宗像三女神(天照大神の子神として誕生した三柱の女神)を祀っています。
・沖津宮(沖ノ島にあり、宗像三女神の長女を祀る)
・中津宮(大島にあり、次女を祀る)
・辺津宮(本土にあり、末女を祀る)
今回、お邪魔したのは本土にある辺津宮でしたが、沖津宮・中津宮もこちらからお詣りできるように第二宮、第三宮が本殿の奥に設けられています。
そして、そこからさらに神聖な森の小径を歩くこと5分。そこに「高宮祭場」と呼ばれる古代の祭祀場があります。
社殿が設けられる前は、自然崇拝として樹木や岩そのもので祭祀が行われていたそう。厳かな森林の中で凛と張り詰めたような緊張感がそこにはありました。
1時間ほど周っていると人も増えてきて賑やかになってきました。七五三の子どもたちを見ていると何とも微笑ましいですが、やっぱりこの場所は静かな朝一番に来ておいて大正解でした。
そしてすぐ近くの「海の道むなかた館」という世界遺産ガイダンス施設にオープンと同時に入館します。
島全体が信仰の対象で立ち入ることのできない「神宿る島」沖ノ島や大島の中津宮のことも含めて、映画館も顔負けの巨大なスクリーンでガイダンスしていただけます。(本当は10時から毎時00分の上映ですが、特別に映してくださいました。)
朝鮮半島と日本を結ぶ歴史的にも非常に重要な拠点として、縄文時代、古墳時代から飛鳥時代と北部九州が歴史上も非常に大事な役割を果たしていたことを改めて展示からも学びました。(そしてあらためて、「まんが日本の歴史」を読み返そうとも決意しました・・)
良い時間になったので、最後に本殿に戻って交通安全のお守りを買ってこちらを後にします。
宮地嶽神社
次は宗像大社から約15分ほど先にある、嵐が出演したJALのCMで一躍有名となった「宮地嶽神社」へ。
全国にある「宮地嶽神社」の総本山です。やや離れた駐車場に車を停めて、参道を通り、そこから長い階段をひたすら登ります。
登り切ったところで振り返ると・・
おぉ!参道から海の向こうの相島まで続く長い直線の一本道。
2月と10月の年に2回、この道に夕陽が重なって「光の道」と呼ばれる絶景になるのだとか。青空と青い海の一本道も十分に素敵です。
本殿に向かうともう一つ迎えてくれる絶景がこちら。ドーン!
出雲大社もビックリの大しめ縄。迫力満点です。
こちらでもお詣りを済ませ、参道で名物の「松ヶ枝餅」を頂きます。こちらは太宰府の梅ヶ枝餅のパクリなんて言われたりしますが、むしろこちらの方が歴史が古いのだとか。焼きたてのよもぎ味を食べ歩きます。表面パリッともちもちであんこも程よい甘さ。美味い!ちょうど小腹も減ってきた頃なので最高でした。
もう完全に旅行気分です 笑
道の駅むなかた
そして最後に向かうは道の駅。11時前に行けば、昼飯もまだ空いているだろうと思いきや・・
見通しは甘く、目に飛び込んできたのは長蛇の列。館内の人数制限と検温で入場するまでに約10分ほど行列でした。
ぷらっと1周回り、併設のレストランへ向かいます。オープン約5分前ですが、こちらもまた10組ほど行列が。
並んだ小鉢をとって行く定食屋スタイル。煮魚に茶碗蒸しに刺身に鯛茶漬けセットにとたくさんの小鉢が並んでいます。自分はやっぱり王道の海鮮丼を注文。
間違いなし。玄海といえば鯛と鰤。特製のゴマダレをかけて頂きます。控えめに言って最高でした。鯛茶漬けも捨てがたかったので、残り3切れの鯛を残して鯛茶漬けで〆てみました。旨かったです。
食後はもう一度戻ってお買い物。店内は魚魚魚。。こりゃすごい。
土曜日にたくさん魚料理をしてしまったので、今日は開きだけ購入。後は夜ご飯の穴子飯とデザートの「宗像コルネ」、地元の餃子や卵を購入しました。
そんなこんなの宗像ぶらり散歩。カーシェアを返却するとちょうど6時間。短いながらも大満足の旅となりました!