一眼レフ買い替え大作戦(Pentax K-5 ⇒ Nikon D7100)

突然ではありますが、これまで5年ほど愛用していたペンタックスのカメラ一式(K-5、レンズ3本、ストロボ)を手放し、それを軍資金としてNikonのカメラ(D7100&レンズ)を購入しました。

◆そもそもは望遠レンズが欲しかった

この4月から娘が幼稚園に入ったこともあり、入園式や運動会といったイベントに必須と思われる望遠レンズを探しだしたのが事の発端。

55-300mm程度の望遠レンズや18-300mmのいわゆる便利ズームなんかを中心に悶々と探していましたが、PentaxのKマウントにはなかなかこうしたラインナップが少なく、これいいなと思ったサードパーティのレンズもPentaxは発売未定とかガッカリすることが多く、、

また、望遠レンズで撮影するにはオートフォーカス性能が重要なわけで、オートフォーカスがキャノン・ニコンより劣ると言われているPentax K-5に少しづつ不満が溜まっていきました。

今後の発表会や運動会といった望遠必須なシーンに備えるためにも新しいカメラ本体をまず買い換えちゃおうかと思ったのが事の発端でした。

 ◆悩みに悩む

これまで持っているレンズ資産やフラッシュの活用、またコストパフォーマンスの面から考えて、まず第一に候補に上がったのがPentaxのK-3。K-5も2世代新しくなってオートフォーカス性能もよくなったとのことで、順当に選ぶならまさにこれ。

 ただ、来るべき望遠レンズを選ぶ日が来た時には再度また同じ苦しみが襲ってくるだろうというのが気になるところ。

次の選択肢としては、やはりカメラの王道Nikon。自分的には今時点ではフルサイズのカメラは興味がなく、APSカメラ一択だったので、APSサイズの中級機のラインナップからキャノンとニコンなら「ニコン」と決めてました。

ニコンなら、最近発売された最新機種とあまり機能面が大きくは変わらないけど、価格は底値な旧モデルのD7100に絞り込んでいました。

Nikon デジタル一眼レフカメラ D7100 ボディー D7100

Nikon デジタル一眼レフカメラ D7100 ボディー D7100

 

ペンタックスで更新かニコンに乗換か、その二択で悩んでいたところ、ダークホース的な存在として一気に先頭に躍り出てきたのがソニーのコイツ。

 まさに”ソニーらしい”尖ったアイテムで、ミラーレス一眼ながらもセンサーサイズはAPSで画質よく、オートフォーカスも一眼を凌ぐ性能、それになんといっても一眼の半分以下の重量という「機動力」が大きな魅力。子供撮りが中心の自分にとって非常に魅力的なアイテムで、世の中の評価も相当に高い。

一方で、レンズのラインナップが少ないことは欠点で、そもそも「望遠レンズがない」といって探し始めたカメラ選びがあらぬ方向へと進んでいっていることは心のドコかでは気づきつつ、分かっちゃいるけどもう物欲は止められない、、 

◆結局、Nikonに落ち着く

2週間くらいかけて行ったり来たりしながらネット上のあらゆる情報を読みつくし、気持ちはα6000に大きく傾きながら向かった先はヨドバシカメラ

妻子が実家に戻っている間に一気に購入計画を進めようと、購入の下見がてらに会社帰りに寄り道しました。

2時間位滞在し、ソニーのαからニコンペンタックス、キャノンと購入候補を含めたあらゆるカメラをいじくり倒す。

その結果、帰り道にはニコンを購入することに決めていました。

これは感覚的なものが大部分なのでうまく理由を表現できませんが、正直なところ量販店で試写したくらいでは画質の違いなんかは自分には分かりません。質感であったり、重量であったり、シャッター音であったり、オートフォーカスやメニュー等の操作性が大部分だとは思いますが、「写真を撮る」ということが一番楽しめそうなのは自分の中ではNikonのカメラでした。

◆そこからひたすらレンズ選び。

さぁここまでくれば道のりはあと僅か。本体はD7100と決めていたので(実物触ってやっぱりD7200が欲しかったですが、価格差を考えると断念、、)残るはレンズ選び。

妻子が戻ってくるまでのタイムリミットはあと1.5日。ただ、その1日が東京への出張だったので、往復の新幹線での移動時間をひたすら検討の時間に充てました。

そもそもが望遠レンズ欲しさのカメラ選びであり、その過程で評判の良い便利ズーム(18-300mm)があるNikonに興味を持ったこともあって、当然レンズはこちらのセットで購入すると腹に決めていたつもりでした。 

 ただ、便利ズームとしては画質なんかの評判は良いものの、やはり焦点距離の範囲が狭いレンズに比べたら当然劣るわけで。。

レンズを付け替えなかったら一眼レフの魅力が削られるという思いと一方で、子どもを撮りながらレンズを変えられる余裕なんて絶対ないという現実の狭間で気持ちが揺らぎます。

悩みに悩み、今持っているレンズ(17-50 F2.8)よりは望遠も広角も広く、画質の評判も良い16-85 とのレンズキットを買うことに決定!

入園式のショットをよくよく考えた時に、「入園式の写真といえば、園庭の桜や立て看板とのショットがメインであって、式典途中は望遠で表情を追いかけるというよりはしっかりと園長先生の話を聞こう。」と自分の中で妙に納得して、帰りの新幹線の名古屋あたりで結論を出しました。

そして名古屋から新大阪の間でLINEにて妻に稟議をはかり、無事に決裁を取得。いよいよ新大阪に到着し、その足でヨドバシに寄り道し、ちゃっかりとそこそこ値切って購入し、妻子と待ち合わせしている自宅最寄り駅でジャストタイムに合流するという完璧なスケジューリングでした。

◆悲しい結末

そんなこんなでこんなにも悩んで入園式に向けて滑り込みセーフで買い換えて前日まで説明書片手にペンタックスとの操作の違いを体得したわけでしたが、

入園式当日は大雨でした・・という悲しすぎるオチ。

まぁまぁカメラ自体はものすごく使いやすく、撮っていて楽しいカメラであることは間違いありません。今後の成長記録をしっかりとこのカメラでおさめていきたいと思います。