泥まみれ からの宇宙。

昨年の九州滞在で遊びに行った海の中道水族館で出会ったムツゴロウ。

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この展示にインパクトがあったので、次のチャンスにぜひ行ってみたい!と話していました。

季節的には今年のゴールデンウィークに行きたかったですが、コロナ騒ぎで九州旅行は泣く泣く断念・・。夏休みは佐賀に一泊しつつ、呼子や干潟に遊びに行こうとも一時は計画しましたが、GoTo騒ぎもあったりして、逆になかなか泊まりに行く気にはなれず、佐賀旅行は再び断念となりました。

猛暑の中での干潟遊びもキツいかなぁとやや躊躇もしましたが、自分もあとどれくらい九州にいれるかも分からないという現実もあり、思い切って日帰りで有明海に行ってみることに。

干潟遊びも干潮時にしかできないので毎日、体験時間はマチマチ。事前にホームページの一覧表をチェックしてから行く必要があります。

この日は朝9時から13時までと比較的長めの体験可能時間でした。7時ごろに出発し、9時ちょい過ぎに到着!コロナ&猛暑で体験客も少なめの雰囲気・・。

受付で1人700円の体験料を支払い、入場。施設はものすごく充実していて、更衣室にシャワールームなどが完備!泥で汚れた後の動線などもしっかりと工夫されていて、清潔も保たれていました。

男女に分かれて水着に着替えます。水着+Tシャツ(汚れていいもの)が基本スタイルとのことだったので、捨ててもいいくらいのTシャツを持参しました。子供たちは水着にラッシュガードを着ています。

着替えると専用の足袋(潟タビ)を貸していただけます。慣れない足袋に苦戦しながらも準備万端!いよいよ干潟へ飛び込みます。

少し歩くとズボッズボッとなかなか足が抜けない・・。ほんの少し移動するだけでも結構な重労働です。そこで活躍するのがガタスキー。身体を乗せて片足でスイーッスイーッと移動できます。・・が、それに子供たちもどっしりと乗るものだから、それはそれで移動するのは大変です。

ほんの少し沖の方に向かうとそこは生き物の宝庫。カニにハゼにムツゴロウ、そして得体の知れないゴカイのようなゲジゲジしたものまで・・。こいつらがなかなか素早く、警戒心も強いので、泥でより鈍くなっている人間たちの手ではなかなか捕まえることができません。

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コツを掴むとカニやハゼは捕まえられるようになりましたが、ムツゴロウだけは全くもってかすりもしません・・。息子も意地になってムツゴロウを捕まえるまで帰らない!!と言い出しながらひたすら追いかけ回すのでガタスキーを運転する親が大変です。。ムツゴロウは「ムツカケ」という特殊な釣り方で遠くからひっかけて捕まえるのだとか。そりゃ手掴みは難しいわけです。

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干潟の泥はホントにきめ細やかで気持ちよく、日焼け防止にもなり、埋まった足先は少しヒンヤリしていることもあってあまり暑さを感じませんでした。

長くても2時間くらいで終わるだろうと読んでいた干潟体験も早くも昼を回り4時間以上が経過・・。カニをたくさん捕まえてなんとか満足できたのか、ようやく干潟から上がります。久々の地上、歩きやすさに感激です。

岸には高圧ホースを持ったスタッフの方がいらして、泥まみれになった体に思いっきり水をぶちまけてくれます。痛いくらいですが、これで泥をなるべく取っておくと後の処理が楽だったりします。

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その後はプールの入口にあるような上下左右から水が吹き出すシャワーでポケットの中身や水着の際に入りこんだ泥を洗い落とします。仕上げにシャワー室では温水で心ゆくまでキレイにできます。(排水の関係か、ボディソープやシャンプーは使えないのでご注意を)

更衣室の2階は生き物の展示なんかもあって2度楽しめます。そこから干潟を見ると、すでに潮が一気に満ちてきてほぼ海になってました。この干満差が干潟の秘密なんでしょうか。

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まさにここでしかできない体験。良い思い出になりました。

こちらの体験施設は道の駅に隣接されており、惣菜やお弁当も揃っていたので、外のテーブルでお昼ごはんも楽しめました。デザートにご当地ソフトクリーム(みかん味)もゲット!

コロナ渦の中での外食として、「道の駅でテイクアウト」は地元の味や食材を楽しみつつ、密を避けることもでき、且つ経済的なので、ものすごくアリということに気づきました。

本来なら、有明海からの呼子イカを楽しもうなんて野望も持っていましたが、15時までどっぷり滞在したので、予定を急遽変更し、近くの宇宙科学館へ。

残念ながらコロナで制限されている体験や展示もいくつかありましたが、なかなかクォリティの高い施設でした。

科学館のように自分で体験しながら宇宙のことを学べるような作りで、小さな子供から大人まで満喫できる施設です。

メインのプラネタリウムも素晴らしく、4Kプロジェクタ2台で投影される圧巻の星空に加えてわかりやすく面白い解説。帰りの運転のために少し居眠りをさせていただこうと寝る気満々で入りましたが、寝る暇を与えないクォリティ。

関門海峡ミュージアムに引き続き、こちらも閉館の鐘がなるまで滞在させていただきました。

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佐賀旅行をプランニングしていたときはしっかりと「佐賀牛」をコースに入れていたので、やっぱり佐賀に来たら牛を食べたいなぁと近くの佐賀牛弁当で有名なお店をチェックしていたものの、思いの外、宇宙科学館を満喫した関係ですでにクローズ・・。次回リベンジを決意して、佐賀を後にしました。

r.gnavi.co.jp

ぜひ、次回こそは佐賀牛呼子イカを食べたい!!