ゴールデンウィークといえば映画。
とはいっても、疲れがたまってるので今日は家でのんびりとレンタルDVD鑑賞。
硫黄島の戦いを舞台として、日本側の視点で描いた「硫黄島からの手紙」と米側からの視点で描いた「父親たちの星条旗」というクリントイーストウッドが監督した2部作です。
硫黄島の戦いは太平洋戦争末期の戦いで、1カ月にもわたる死闘の末、
日本軍は20,933名の守備兵力のうち20,129名が戦死、アメリカ軍は戦死6,821名、戦傷21,865名の損害を受けた壮絶な戦い。
この戦いを舞台に、日米それぞれの事情が描かれています。
戦争映画はこれまでもたくさん見てきました。これまでの戦争映画といえば、たいていは戦争シーンがメインで悪VS善がはっきり分かれていて、特にアメリカ万歳な戦争映画も非常に多かった。
この映画は違いました。
なんというか、表現できませんが一言、”リアル”でした。
今までの戦争映画はどこか、戦争は非現実的な出来事で、もちろん仲間が戦死していく様子など見て悲しんだりはするんだけどあくまでもそれは第三者的な視点でした。
この作品は何度も言いますが、リアル。自分が戦争に行ったら・・ということを感情移入して考えてしまう。
戦争って政治的なものであって、日本であってもアメリカであっても兵士は両親や恋人がいる一人の人間であり、誰も望んでいない。そんな当たり前のことがストレートに心に響きます。
ぜひGW中に見てみてください。ぼく個人的にはアメリカ→日本の順で見たほうがええかなと思います。
あと、硫黄島の戦いの基礎的な知識はネットで収集してからみることをお勧めします。