今年のGWは11連休という長丁場。家族がこちらに来てくれたこともあって、前後の数日間は小倉で一人で過ごします。
といってもコロナで自由がきくわけでもなく、また平日は仕事が若干気になったりもするので遠出するというわけにはいかず。。
小倉に赴任したときに買った「北九州本」を今一度読み直して、ぶらりとしてみることに。
なかでも気になったのは若松エリア。
ふと調べると小倉市街地からバスで20分ほどということで、ちょうどバスもありそうだったので思い立ってすぐに向かってみることに。
炭鉱で栄えた北九州。国内の約半分のシェアを誇った石炭の積出港となった場所。大きな船が通れるように掘削され、巨大タンカーが通れるような航路となったそうです。
まさに日本の高度成長を支えた場所であり、当時の栄華を思い起こされる洋風建築群がいくつか残されています。パネルの展示があったり、いくつかの建物は中にも自由に入れたりと少し観光気分。
洞海湾にかかる若戸大橋と洋風建築がほんとに絵になります。カメラを持ってきてよかった!
門司港のように観光地化されていない分、一人でぶらぶら気楽に歩くのにちょうどよかったです。
それらの洋館を利用していくつかの店が出店されており、クロワッサンで有名な三日月屋さんや唐揚げ屋さん、白玉入りのアンパンなど興味深いものがたくさん。
海岸沿いにはベンチもあり、行き交う船と鳥と潮の香りで最高のロケーション。
ちょうどお昼時でもあったので、あんぱんと唐揚げを少しずつ買ってお昼をいただきました。まずこの唐揚げがめちゃくちゃ旨い。
ただのチェーン店かなと特に調べもせずに買ったこともあり、ギャップにびっくり。あまりに旨すぎてWebを調べると、鶏肉に皮を巻いて揚げているようで、このカリカリパリパリの秘密に納得。味も濃すぎずちょうどよかったです。
あんぱんは旧古河鉱業若松ビルという、キレイな洋館の1階の事務室で販売されているこだわりの天然酵母パンで作られた有名なあんぱん。
白玉餅が入っているもの、チーズが入っているものなど面白く、パン生地もパイのようにふわっとしていて、中に餡がたっぷりと詰まっています。包装紙が似ているなと思っていましたが、色々と調べてみるとどうやら隣りにある三日月屋さんが作られているんだそう。どうりで美味しいわけです。
海辺でしばらくブラブラし、本を読んだり家族と電話したりしているうちに軽く2時間あまりが経過。
小倉行きのバスも1時間に1本程度しかないので、次のバスに乗って帰ることに。
片道20分の小トリップ。思う存分楽しめました。