娘がピアノを始めて約2年。山あり谷ありの2年でした。
ピアノというものを全く弾けない自分が語るのも何ですが、上達するまでには地道な地道な積み重ねが必要な習い事の一つだと思います。
初めは日々上達していく過程がわかりやすいので比較的トントンと進んでいきますが、すぐに壁にぶち当たります。
ソロバンのときもそうでしたが、その壁を乗り越えるのがなかなか大変。泣きながらソロバンに向かっていた日々を思い出します。ピアノもそんなこんなで、毎日の練習がなかなか気乗りせずに後回し。
かと言って、週に1回の教室のときだけ弾いていても一向に進まないのであまり意味がないし・・逆に音楽を嫌いになっても可哀想なので、無理強いせずに辞めてもいいよといっても持ち前の頑固さで「3年生まではやる!」という固い決意。
でも弾けないものは弾けないので、毎日キャーキャー言いながらの練習。見ている方も辛くなってくるので、先生にも相談し、「自分の好きな音楽を弾いてみる」というアプローチで再度がんばることに。
そこで選んだのが、「夢をかなえてドラえもん」。子どもたちが大好きなドラえもんの主題歌でした。
そんなこんなの作戦で、徐々にではありますが、ピアノに向かう姿勢が少しずつ変化してきたように思います。
この曲で、初めてのピアノ発表会にも出場することに。妻が連弾で登場するとのこと、2人で毎日練習が続きます。衣装はメルカリで揃え、いざ本番。
相変わらず、本番に強い娘は堂々たる様子で楽しそうに弾いていました。生徒みんなで1曲ずつ弾いていく「ぐるぐる連弾」に、娘ソロの「ドレミの歌」、母娘連弾の「夢をかなえてドラえもん」、そしてなんと先生と妻の連弾という締めで楽しい発表会になりました。
向き不向きは当然あるものの、何事もコツコツと継続すれば必ず結果はあらわれるということを、今更ながらあらためて感じた発表会でした。