あそぼーいの旅 in 2018夏休み

今年の夏休みは、GWに引き続いて家族が北九州にやってくることに。約1週間をワンルームで過ごしつつ、北九州を起点に旅したりのんびりしようというのがテーマです。

金曜日の夕方に念願の九州新幹線乗って、家族が小倉にやってきました。お盆前の色んなトラブルでドタバタのところを何とか切り上げて2時間休みを無理やりとって家族をお出迎え。翌日からの旅行に備えてこの日は移動だけで早々と就寝・・の予定が、遊び足りない子供たちは家の中で大暴れ。。階下の住民さんゴメンなさい・・

阿蘇リベンジ

今回の目的地は阿蘇。本来ならGWに阿蘇を満喫する予定でしたがまさかの発熱によりドタキャン…。

すぐさま予約を入れて、阿蘇ファームランドの中でも一部しかない、子供用の宿泊施設を確保してのリベンジでした。

それに加えて、今回はプランニングの期間も十分にあったので交通手段にも妥協せず、JR九州が誇る観光特急で旅することにしました。ちょうどたまたま1ヶ月前に思い立ったので、指定席も良い席をなんとかギリギリ確保することができました。

今回はホテルだけじゃなく、電車の席まで取ったので、もう後戻りはできません。。子供たちの体調に、そして何より台風や大雨が来ませんようにと願い続けてようやく無事に当日を迎えられたというわけです。

あそぼーい!で阿蘇

今回乗るのは、阿蘇に向かう「特急あそぼーい!」。子供たちにとっては夢の電車で車内に遊び場や絵本コーナー、親子で座れる親子シートなんかがあったりします。

あそぼーいに乗るためにまずは特急ソニック別府駅に向かいます。このソニックがなんと30分遅れでヒヤヒヤ。ジッとしながら1時間の電車旅はやはり子連れは神経使います。

そしていよいよ別府駅。あそぼーいが到着します!

大人の目には若干老朽化が目立ちますが、子供たちは車体全体に描かれたあそぼーい のキャラクター「クロちゃん」に夢中の様子。すでにテンションMAXです。

車内に入るとこれまた仕掛け満載。至るところにキャラクターやソファなどあり、内装もこだわりがあってもはや電車感はあまりありません。

今回、往路に確保したのは3号車の親子シート。子供にピッタリの椅子がちょうどよく、3号車はファミリー車両ということでボールプールや絵本コーナー、カフェなどがある車両で車内も一番明るく、騒いでも全く迷惑かけない感じなので子供たちにとってもストレスなく過ごせます。

車掌さん体験や工作など、その場その場でイベントもやってくれ、子供たちは終始楽しそう。いつもなら「まだ?何時に着く?」とうるさい子供たちもこの日ばかりは一度も言いません。

旅行では、一つだけ一番気に入ったものをお土産に買ってあげてますが、今回はすでに行きの車両で子どもたちはプラレールとキーホルダーをそれぞれ早くもゲット。。すっかりあそぼーい!のトリコです。

プラレール S-44 JR九州特急あそぼーい!

プラレール S-44 JR九州特急あそぼーい!

 

 到着〜腹ごしらえ

そんなこんなであっという間に阿蘇に到着。着くとちょうどお昼時ということで、駅のすぐ隣にあった道の駅で腹ごしらえをします。

阿蘇といえば「あか牛」でしょー!と肉肉しいメニューを買いあさります。休憩所までついていてかなり充実した施設でした。

そしてこちらの道の駅にあるのが牧場のソフトクリーム!2つの牧場の味を比べることができます。電車の中で飲んだ飲むヨーグルトがすごく美味しかった「阿部牧場」さんのソフトクリームをチョイスし、濃厚な味に大満足。

草千里〜中岳火口見学

腹ごしらえのあと、レンタカーを借りて早速向かうは草千里。3回目になると思いますが、道中含めて「THE・阿蘇」って感じが何とも好きです。カルデラ特有の、雄大な山々に囲まれた大草原やそんなところを牛が普通に歩いている姿は、ここでしかなかなか見られません。

草千里では馬に乗ることができますが、子供たちが反応しないわけはありません。5分のコースで5000円(2人X2匹)という何ともプレミアムな価格にも、旅行だから・・この景色で馬に乗れるのはココしかないから・・と自分に言い聞かせて思い切りましたが、草千里の馬は結構大きく、高い視点でなかなかダイナミックに楽しむことができました。

せっかくなので火山博物館で阿蘇山のメカニズムをしっかりと勉強してから火口見学へ。以前の噴火のダメージは思った以上に大きくてロープウェイもまだ運休中。車で火口まで登ります。

煙が立ち込める火口付近。独特の物々しさがあって子供たちはビビってすぐに退散です。

阿蘇ファームランド

一通り、阿蘇観光も終えたのでさぁいよいよ今回のホテル、「阿蘇ファームランド」へ。ドーム型の一棟独立型のホテルですが、今回は子供向けの「ドリームゾーン」なるところに泊まります。

こんな感じでメルヘンチックではありますが、最近、施設の半分が「健康の森」という健康施設に生まれ変わっていることもあって健康をテーマにした施設や食事にとなかなかのギャップ。

だだっ広い露天風呂がある温泉や、バイキングと温泉地的な楽しみも満喫しながら、暴れまわっても気を使わないドームテントで子供たちもキャッキャとテンションMAXです。

2日目は高千穂へ

朝は早くから朝風呂に入り、朝食バイキングと引き続きの満腹コース。

9時から向かうは宮崎は高千穂。昔から一度は行ってみたかったけどなかなか行く機会がなく、意外にも阿蘇から近いという事実を職場の方から教わり今回行ってみることに。

ジャスト1時間ほど。多少の行列は予想してましたが、なんと「5時間待ち」という想定外の事実。。多少大げさに書いてあるんだろうと念のために乗船の受付まで行くも「只今の案内は15時」という悲しい現実。。

「舟から見ても上から見ても同じ」という職場の方の感想を自分に言い聞かせつつ、自然が創り出したこの絶景を楽しみます。雨上がりのモヤがなんとも神秘的です。

しかしすごい。。まるで宮崎駿の世界。「舟に乗れる」を餌に子どもたちを連れ出したので、「鯉の餌やり」で気を鎮めてもらいます。

日本一のゴーカート

続きましては、熊本の絶景1位に選ばれた雄大な景色で1200メートルのゴーカートが楽しめるという月廻り公園を目指します。

ドタバタと巡り疲れたので、レンタカー返却までこちらの公園でのんびりと楽しむことにします。まずはゴーカート。

いやぁなかなか爽快です。助手席もハンドル操作ができ、アップダウンもそこそこあるので子どもたちも一緒に楽しめます。

のんびりするつもりがまだまだアクティビティは続きます。この炎天下の中、グラススキー。。。大胆にクラッシュしてましたが、大事には至らず一安心。雄大な山々に向かって滑り込むグラススキーも爽快です。

帰路へ(再びあそぼーい!)

さぁそんなこんなで帰りの電車の時間も近づいてきました。

行きにランチを満喫した道の駅に再び寄って、阿蘇の牛乳やお土産、車内での食料等々を買い込んで再びあそぼーいに乗り込みます。

帰りは先頭車両の展望席。

子どもたちは賑やかなファミリー車両の方が良かったみたいですが、流れ行く景色と一体となって座るこのシートも大人的には大満足。

子どもたちは大半の時間をファミリー車両で過ごし、帰りも工作に車掌さん体験にと一睡もすることなく楽しみ尽くします。

あっという間の別府駅。ここからの特急ソニックが苦痛に思うくらい、あそぼーいは夢の電車でした。

いろんな体験をした今回の旅行ではありましたが、子どもたちに言わせると思い出1位は「あそぼーい!」ということで、まぁ少し複雑な気分ではありますが苦労してリベンジした甲斐がありました。

この他にもいくつか観光特急がありますが、九州赴任中になんとか制覇したいものです。