家の近くで面白そうな人形劇があるとのことだったので、今年はしまじろうコンサートも見送っていたので、申込み開始日に勢いで申し込んでみることに。
何が面白そうかって、「ひとり人形劇」でこんなに立派な人形を駆使して演じられるということ。「人形劇」で思い浮かぶイメージの遥かナナメウエを行ってます。
予定時間は約2時間20分ということで、どこまで子どもたち(特に下の子)の集中が持つのかが不安でしたが、とにもかくにも行ってみました。
平さん、ポスターではイケメンでシュッとしたイメージの俳優さんでしたが、実際は子ども目線で距離感も近く、ユーモアのある面白い方で惹きつけられました。
実際、劇も大人も子供も楽しめるアットホームな感じで、笑いも溢れてました。実際、こんなシーン(↓)もあり微笑ましかったです。
オズ…大阪公演、関西の子ども達の反応が最高に可愛い。気球に乗って先に帰ってしまったオズ陛下を探しながら「オズさんはどこへ行ったの?」と言うドロシーに可愛い関西弁の声掛けが連呼する…「もうおらんで」「先にアメリカ帰ったで」「ごめんなさいって言うてたで」この空気感は関西であればこそ。
— 平常(たいらじょう) / Jo Taira (@jo_taira) 2017年1月20日
ただ、この劇がすごいところは全然「子供向き」というわけじゃなくて、大人もしっかりと楽しめるところ。冒頭の家が竜巻に飛ばされるシーンから釘付けになってしまいました。
大人も子どもも楽しめるイベントって意外にありそうでないもの。しまじろうコンサートなんかも子どもたちは楽しそうですが、大人たちはシンプルすぎるストーリーにやや”付き合ってる”感満載であくまでも子どもを「連れてってあげる」もんだったりします。
が、この人形劇は大人たちが感動し、2歳の息子はニコニコ手拍子を叩き、5歳の娘は物語を楽しむという、それぞれの楽しみ方ができる作品でした。
最後の写真撮影サービスも含めると、結果的に上演は3時間ほどありましたが、あっという間でした。さすがに3時間ともなると、終盤は子どもたちも集中が切れたり、暗いシーンが続く中で居眠りしてしまったりする場面もありましたが、記憶に残る名演でした。
家に帰ってパンフレットを見ると、平さんは12歳のときに一人人形劇でデビューし、19歳で北海道から東京に出てきて団体を設立し、専用劇場を作ったのだとか。そして今では全国を周るだけでなく、パレスチナなど海外でも上演されているのだとか。スゴい方です。
同年代ということもあり、すっかりファンになってしまいましたが、調べるとなかなか、関西での上演予定はないとのこと。あらためて、今回見つけて行っておいて良かったです。
意外に子どもたちも楽しめるんだ!ということも再発見できたので、この勢いを借りて、4月のクラシックイベントにも早速申し込んでみました。こちらも楽しみです。