父娘ふたり旅(海遊館おとまりスクール)

当選!

娘が5歳になったら、(今のうちに)父娘で旅に出たいと昔から企んでました。

そんなところにたまたま飛び込んできたのが、「海遊館でお泊り」という超魅力的なキーワード。

昔、テレビで見た記憶がぼんやりとある、水槽の前で寝るというまさに子どもにとって夢の企画。

迷うこと無く、全日程分を往復はがきで申し込み。ジンベイザメのイラストを書いたり願いをこめて投函しました。ダメ元でしたが、締め切り3日後に3枚の「残念」と何と少し分厚い封筒が!!

「今回の当選確率は17倍でした」という希少感あるメッセージとともに、当日の案内などが書かれてました。

当日準備

当日は寝袋で寝るとのことで、初めての「寝袋選び」に戸惑いながら、色々と悩みながらも安定のコールマンをセレクト。使い捨てになるような安いものも考えましたが、せっかくなら防災にも使ってやろうとほどほどに暖かそうなものをセレクト。

子供用にはこちらを。

 夏の室内にそんなに温度耐性は必要ないだろうと思いながら買いましたが、結果的には子供用に買った「4度」でちょうどいいくらい。

封筒型なら開いたりして暑さを調整したりもできるので、防災用も含めて幅広く使うならこれくらいの耐寒温度を選んだほうがいいのではという感じです。

いよいよ出発!

当日までに娘は幼稚園で父は会社で自慢しまくり、いよいよ出発の日!台風の影響で若干あいにくの天気ではありましたが特に実施に影響はなさそうな程度。

行程的には22時位まで起きる必要があるので、なるべく家で体力を温存しながらベランダで絵の具を使って水族館の絵を書いたりして気持ちを高めつつ、お昼寝もガッツリ。

そして、いよいよ15時30分に出発!

せっかくなので、旅っぽく電車で行くことに。(車だと特別料金でも3000円取られることもあり・・)

 「海遊館に泊まりに行く」という期待に自然とテンションも最高潮。

30分程度で大阪港駅に到着し、集合時間の19時まで、まだまだ時間があるので大観覧車へ。旅という特別感で、単なる観覧車なのに娘も大はしゃぎ。普段の2.5倍くらいのオーバーリアクションで最初から最後まで大興奮でした。

夜ご飯は事前の約束通り、天保山マーケットプレイスのココスへ。週に1度ドラえもんを見ることを何よりの楽しみにしている娘。そんなドラえもんがキャラクターのココスに行ける特別感にウキウキ。

いざ海遊館へ!

そして時間は19時近くになり、雨もぱらつき始めたところで、海遊館の裏口へ。

参加者は15組程度で家族で参加されている方が少しと、母子と父子が半々くらいでしょうか。受付で支払いを済ませ、くじ引きで寝床を確保する順番を決定。

オリエンテーションが終わり、荷物を置いたあと、早速夜の海遊館見学ツアーの始まり始まり。1〜2時間程度かけて、飼育員さんのお話を聞きながら上から下まで海遊館を満喫します。

 

魚のウロコやペンギンの卵なんかを実際に触ったりしながらクイズ形式で色々教えてもらい、飽きさせません。

営業時間も終わり、泊まったエスカレーターを行き来したりと何だか探検気分。

そしていよいよ寝る時間。お泊りスクールのために、洗面用の流しや更衣室なんかはしっかりと準備されており、寝る準備もバッチシ。

大水槽に移動して、それぞれ寝る場所をくじ引きの順番に確保していきます。自分たちは半分より少し手前の番号でしたが、「ここでいいかな?」とか色々悩んでいるうちにどんどん埋まっていく・・

なおかつ、ようやく決めた場所にあまりジンベイザメが来ないことに気づいたり、お隣さんとの距離もやや近かったりすることもあって、消灯前に再度引越しを決行。

5階の奥まった場所がジンベイザメが必ず周回するコースで且つ周囲に誰もいない穴場なことに気づき、そこを広々と使うことに。

ジンベイザメやエイが目の前を通る度に歓声を上げるハイテンションっぷり。22時に消灯でしたが何だかんだで娘が寝付いたのは23時頃。

しばらくボンヤリと水槽を眺めながら、自分も夢の中へ。

なんと発熱・・

そして目が覚めたのは5時。。 ふと娘の様子を見ると何だか熱い・・

これは発熱だ、、と慌てるも、夢であることを信じて(?)、ひとまず6時まで二度寝

寝袋で熱が篭っただけかもと涼しくして様子見すると少しはマシになった様子でしたが、妻にもLINEで相談しつつ、朝のプログラムは参加させることに。

そんな体調でしたが、スケジュールはなかなか過酷で6時35分には身支度を整えるようにとのこと、寝袋を片付けたり、着替えたりしてギリギリセーフ。

朝は近くのホテルシーガルで朝食バイキング。ホテルバイキングでちょっと旅行気分が高まります。

そしてそこからいよいよ朝のツアーが開始。まずは開館前の水族館を1時間ほど自由に見学。昨夜に丁寧に説明をもらっているおかげで自由行動でも昨夜との違いを比べながらじっくり見学できました。

水槽を2人占めしてのんびりタイム。

その後は待ちに待ったバックヤードツアー。再度2班に分かれて水槽の裏側へ。

待機する生き物たちを見たり、大量の餌を準備しているところを見せてもらったりと裏側をじっくり見学。

そんなこんなで9時半近くになり、あっという間におとまりスクールも終了に近づきます。参加賞をもらってアンケートを書いて解散。

もう1周

スクールが終わって帰る際、希望者には再入館用のスタンプを押してもらえます。 中でそのまま待っていてもいいし、一旦荷物を車に置くために出ても構わないとのこと。

出た場合は10時からのオープン待ちの行列に再度並ぶ必要があるとのことでしたが、4歳未満なので今回はどうしても参加できなかった息子と妻が来ているので、一度外に出て合流。

少し待って、再度入館してもう1周することに。

娘が得意気に、昨日から覚えたことを妻や息子に教えながら、昨日から4周目くらいとなる海遊館を満喫。

息子も若干風邪気味、そして娘も昨夜からの疲れと発熱明けの身体で、昼前にはもうヘロヘロ。混雑する天保山マーケットプレイスでランチを済ませ、帰路へ。

1泊2日ではありましたが、濃密な二日間に自分もヘロヘロ。

一泊二日の父娘ふたり旅。大水槽の真ん前に寝袋敷いて、ジンベイザメと一緒に過ごした夜はまさしく”記憶に残る”最高の旅となりました。