さよなら、北陸

そろそろかなと覚悟はしてましたが、転勤が決定し、7月より大阪で働くことになりました。

北陸に来て3年、当時は子どもが生まれてわずかでの引越しで、初めての子育てに関わらず、周囲の手が一切借りられなかったり、噂に聞いていた以上の天気の悪さで洗濯物がとことん乾かなかったり、車がないと買い物にすら行くのが大変だったりと家族には辛い思いもさせてしまいました。

徐々に北陸という土地に慣れるにつれ、出会う方がとことん優しかったり、魚や水や米がこの上なく美味しかったり、すぐ近くに山も海もちょっとした街もあって家族で出かけられたり、子育て支援が充実していたりと小さな子供たちと一緒に暮らすには最高の場所でした。クーポン券で公園やプールを何度も楽しんだり、未就園児向けのクラスなんかに参加したりとフル活用。医療支援にも何度となく助けて頂きました。

四季を楽しめるのも石川の魅力。春は兼六園の桜を堪能し、夏は関西からでは行くことのなかったであろう能登半島に家族旅行で出かけ、二泊三日で海を満喫。秋は味覚狩りに紅葉、そして冬には雪が降り、娘には思う存分雪で遊ばせることができたのも今となっては良い思い出です。(スタッドレスタイヤの購入や車の雪落とし、慣れない雪の日の運転は辛かったですが、、)

仕事面においては、はじめはあまりの仕事の幅広さやこれまでにない責任の重さに正直悩んだこともありました。が、厳しくも期待を込めて指導してくださる方々との出会いにより、いずれの試練も前向きに自分の糧に変えていくことができました。悩むことが成長につながるとはよく言ったもので、振り返ってみると辛い経験こそが手応えの大きい、成果につながった仕事でした。

人材育成や採用という仕事を中心に取り組んだ3年間でしたが、若手社員や学生といった相手がある仕事であり、非常にやりがいが大きい仕事でもありました。

新たな勤務地は大阪。仕事もこれまでほぼ未経験かつ責任も大きい仕事となりそうです。まずは人間関係からというのは新入社員も中堅社員も変わらない原則なので飲み会等々で自分を知ってもらうことから。

長男がまだ4ヶ月ということもあり、予防接種やなんやらで、大阪に家族で移り住むのは7月下旬。それまではしばらくのホテル暮らし&週末金沢。体力も気力もお金も徐々になくなっていきそう。。

今回はマイホームをいよいよ現実に見据えた節約生活ということで、社宅で初の大阪暮らし。生活面でも仕事面でも慣れないことだらけですが、まずは生活を落ち着けて仕事でもいち早く自分のポジションを見つけていきたいと思います。