早いもので生まれてから3ヶ月ほどになる長男の百日祝いを週末にしました。
お食い初めと呼ばれるお祝いです。
だいたい生後100日を過ぎると乳歯が生え始める時期になるので、「これから、食べることに困らないように」との願いと健やかな成長の願いを込めて、赤ちゃんに食事を食べさせる真似をする平安時代起源の儀式です。妻が体調不良の中、体力を振り絞って色々と準備をしてくれました。
そういえば、娘の時もちょうどこの頃に体調を崩してました。産後からの24時間営業の疲れがちょうど積み重なってくる時期なんでしょうか‥
真鯛、ハマグリ、タコ、赤飯は金沢唯一のデパート、香林坊大和にて事前に電話予約したものを朝から調達。旬だからか鯛はリーズナブルな価格なのにものすごく立派で迫力があります。息子の出世が楽しみです 笑
ケーキは金沢で一番美味しいと我が家では鉄板の香林坊はサンニコラで調達。最近、妻の誕生日やら何やらでケーキを食べるペースが早いので、今回はタルトにしてみました。「歯固め」に使う小石は氏神である北野天満宮の境内から取ってきたものを実家の両親が送ってくれました。
娘の時と同様、妻が腕を振るってくれたのは以下のメニュー。
・赤飯(邪気をはらう)
・鯛の姿焼き(首尾一貫全うする意味をこめて)
・ハマグリのお吸い物(将来いい伴侶に巡り会えますように)
・タコとワカメの酢の物(丈夫な歯が生えるように。※関西の風習)
・レンコンの煮物(先が見通せますように)
・梅干(皺苦茶になるまで長生きできますように)
・小石(丈夫な歯を授かりますように)
それぞれの意味をしっかりこめて、作ってくれました。
ここからが儀式の始まり。赤ちゃんに食べさせる役目は、赤ちゃんの長寿を願う意味から、本来は親類か祖父母などの長寿の人にお願いします。
なので、今回は3ヶ月年長の妻にお願いを。食べさせ方は飯→汁物→飯→魚→飯の順に3回食べさせるまねをさせます。
そして、歯固めの儀式として「丈夫な歯を授かりますように」と歯固めの石をそっと息子の口につけてみました。食後のデザートが待っているからか、娘も食卓での記念撮影会にも積極的に参加してくれ、ハイテンション。立派な鯛もさすがは魚の王様、この上なく旨く、最後は骨とアラからダシをとって鯛めしにして余すとこなく味わいました。
大きな病気をすることもなく、たくさんの人や何より妻の毎日の奮闘に支えられて無事に息子も100日を迎えることができました。ほぼ首も座り、トレードマークの後頭部ハゲもしっかりと輝いています(笑)
うつ伏せ運動も少し長い時間できるようになってきました。反応はというと、まだオモチャを目で追ったりはできそうでできませんが、アーとかウーとか、時々大きな声を出したり、家族が触ったりすると満面の笑顔を見せてくれたりします。引き続き、無事にすくすくと育ちますように。