百日祝い

今日は娘の百日祝い。お食い初めというやつです。

お食い初めは、赤ちゃんの生後100日から120日目の間に行われるお祝いの儀式です。

だいたい生後100日を過ぎると乳歯が生え始める時期になるので、
「これから、食べることに困らないように」との願いと健やかな成長の願いを込めて、
赤ちゃんに食事を食べさせる真似をさせる儀式となります。
これも起源は平安時代なんだとか。

やるからには徹底的にやってやろうじゃないかと前々から準備をしました。
真鯛、ハマグリ、タコなど当日に必要な材料は事前に行きつけの魚屋さんに注文。
赤飯と紅白饅頭は実家の京都からお取り寄せ。
「歯固め」に使う小石は氏神である北野天満宮の境内から厳選してこの日のために取ってきました。

食器もいろいろとあるようで、漆の色が性別で異なり、
男児は内外ともに赤色で女児は黒色で内側が赤色なんだとか。
お宮参りの際、北野天満宮からもらった漆器セットはちゃんと黒&赤で準備は完璧。

ところが、祝いを明日に控えた金曜日、嫁さんがまさかのダウン。
育児の疲れがどっと出たようで。。
会社を早退して病院に行き、薬をもらって当日は何とか回復の様子。

朝から取り寄せを受け取ったり、買い物しまくったり、ケーキを買ったり
そして肝心の料理をしたりと朝からドッタバタ。

いよいよ完成したメニューはコチラ。

f:id:d55:20111112181658j:plain

・赤飯(邪気をはらう)
・鯛の姿焼き(首尾一貫全うする意味をこめて)
・ハマグリのお吸い物(将来いい伴侶に巡り会えますように)
・タコとワカメの酢の物(丈夫な歯が生えるように。※関西の風習)
・レンコンの煮物(先が見通せますように)
・梅干(皺苦茶になるまで長生きできますように)
・小石(丈夫な歯を授かりますように)
それぞれの意味をしっかりこめて、腕を奮ってくれました。

ここからが儀式の始まり。
赤ちゃんに食べさせる役目は、本来は親類か祖父母などの長寿の人にお願いします。
(これは、赤ちゃんの長寿を願う意味からきています。)

食べさせ方は飯→汁物→飯→魚→飯の順に3回食べさせるまねをさせます。
このうち一粒だけでも赤ちゃんが食べるとお祝いになることから、
ほんの少しだけ赤ちゃんのお口に入れるようにするといいと言われています。
・・が、さすがにこれは出来ませんでした。。

また、歯固めの儀式として「丈夫な歯を授かりますように」と箸の先を歯固めの石に触れさせて、それを娘の歯茎にそっとつけました。

100日何事も無く、すくすくと育ってくれたことにあらためて感謝の思いを馳せる節目のイベントとなりました。

健やかに育ちますように。

f:id:d55:20111112211300j:plain