レンズと格闘 - coffee of the day

昨日届いた単焦点レンズで撮りまくってたわけですが、とにかくピンぼけ写真の連続。

自分の腕もまだまだだなぁなんて思いながら練習してたわけですが、これはどうやらおかしい。

目にピントをあわせるのがこの世界の常識ですが、顔の斜め前から目に合わせると後ろの耳に合い、手前の耳にピントを合わせると目に合う。

おかしいなぁと思い、簡易ピントチャートでチェック。

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真ん中の黒いところに合焦したはずが、奥の英文(2.5cmあたり)に焦点が合ってしまってます。

これぞ完全なる後ピン。。

購入したシグマ30mmF1.4というこのレンズは
ピンずれが多いとのことで、ハズレのレンズに当たったのかとがっくし。。

本体（K-7)側でのAF微調整でMAX幅（＋10段階）に調整してもまだまだ後ピン。。これはもうシグマ社に送って見てもらうしか無い。

調整に出すにも画像の添付が必要とのことなので、今度はじっくりとフリーのソフトで詳しく解析。

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やっぱりダメ。グラフの線の濃いところ（後ろ２，３cm）にやっぱりピントが合ってます。

ネットで調べてみると、サービスセンタに送ると10日ほどで帰ってくるとのこと。
もちろん保証期間内なので無料です。

が、土日は電話対応がないとのことで、どうしようも身動きできずしょんぼりするのみ。

梱包する前に、せっかくなので他の純正レンズたちもついでに、とチェックしてみると…
驚愕の結果が。

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なんと全て見事なまでの後ピン。。

ということは、
ボディ側のピントずれということ。

K-7は購入して1年と4ヶ月。
ということは保証切れということ。

Webで見積もると金18000円也。。。

とことんツイテない。
修理の依頼先がシグマからペンタックスに変わり、なおかつ無料から有料に変わる、。これは泣けてきます。

18000円出すなら、これを機会にK-5に買い替えてやろかなとか、ピンずれが影響出ないくらい絞って使い続けようかなとか、いろいろ考えましたが、観念。仕方がないと決心しました。

どうせカメラを修理に持っていくのは明日になるので往生際悪くネットで調べてみると・・

「デバッグモード」なる裏メニューがカメラに用意されていることを発見！どうやら、修理に出してもこの裏メニューにて調整している模様。

手順は本当に簡単で

１．テキストファイルに[DEBUG_MODE EN]と入力して、「MODSET.474」というファイル名で保存
２．１のファイルをSDカードのルートに保存
３．SDカードを本体にセットして、バッテリーカバーを開けたまま電源ON

といったもの。

これはもうやるしかないでしょ。
保証期間も切れてることだし、ダメで元々。

勇気を振り絞って実施、デバッグモードで起動すれば、なんと設定画面がひとつ増えました。まるでファミコンの裏技の世界。

怪しげな英文メニューがたくさん羅列されてるのですが、

そこの中の
AFテスト＞FocusCorrという項目に入れば、
なんとAFピントの前後調整が無制限で可能になります。
（もちろん、本作業による故障は保証の対象外ですので、同様の作業を実施される際は自己責任にてお願いします。）

僕の場合はかなりの後ピンだったので、
レンズチャートを使いながら「＋１３０μM」まで調整。

すると・・・

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やりました！
完全にジャスピン。

この後、全てのレンズに付け替えてAF微調整を行い、
３つともジャスピンに仕上げました。

気付けばこんな時間。。
まぁ苦労はしてしまいましたが、これまで言葉だけ聞いてた「後ピン」「前ピン」なるものに直面し、確認や調整の方法を勉強できたので良い経験だったと開き直っておきます。

もうレンズのせいにはできません。
あとは自分の撮影テクニックを上げるしかないのは言うまでもございません・・