本日紹介する本はコチラ。
世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく
- 作者: 渡辺健介
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2007/06/29
- メディア: 単行本
- 購入: 26人 クリック: 138回
世界的な経営コンサルティング会社、マッキンゼーで実施されている「問題解決能力」のトレーニングを、「中学生向けにカンタンにブレイクダウン」したという本書。
慶応義塾高等学校での選択授業に採用されたということで、アマゾンの順位もグングンと上昇し、現在8位になってます。発行が追い付いておらず、アマゾンでは現在3~5週間待ち。
何軒かまわってようやく手に入れました。
書店横のスタバでマンゴーフラペチーノを飲みながら30分で読み切りましたが、なかなかの内容でした。
「MECE(モレなくダブリなく)」、「マトリクスによる優先順位づけ」、「課題分析」、「意志決定」等々、世間では”ムズカしく”表現するこれらの手法を「分解の木」や「効果VS実行」「よい点わるい点リスト」といった平易な表現で、かつ物語調に描かれているので大変わかりやすかったです。
サルでも分かるとはまさにこのこと。ホントに理解している人でないと、とてもじゃないけどこのような授業はできないわけです。
子ども向けの本ということですが、ぜひ大人に読んで欲しい本です。
私もグロービスの「クリティカルシンキング」やバーバラミントの「書く技術・考える技術」、「ロジカルシンキング」など、これらの類の名著と呼ばれている本は大抵読んでいますが、そのどれもが読んで満足。で終わってる部分が多いわけです。
問題解決なんてもんは、まさにツールの一つなわけで、これをいかに使いこなして癖になるまでにしていけるかが重要なわけで、この本のようにすぐに使える5つほどの手法をしっかりと腹に落とし込んでくれることは大変ありがたいことです。
早速、今日はこの手法を使って、明日の会議資料を作ってきました!ぜひお薦めします。