ご存じの方も多いのですが、僕は月に一度くらいははるばる東京に行きます。
京都にいたときは東京って手が届かないような、縁遠いようなよそよそしさがあったような気がします。
関西人のプライドというかコンプレックスというか、そんなものもあったのかもしれません。
でもやっぱり東京って面白い街です。人が集まっているだけあります。
そんな東京行った時のひとつの習慣が”カレー屋めぐり”
毎日食べてもいいくらい大好物のカレーを切り口にして、いろんなものが集まる東京を満喫するというわけです。
銀座といい、新宿といい、カレーがなかなか有名だったりします。
この前行ったのが銀座の「ラ・ソース古賀」。
代々木上原のフランス料理屋「コム・シェ・ヴ」の裏メニューだったカレーをカレー屋さんとしてオープンした店だそうです。※2008年1月に閉店
ここでは「カレー」じゃなくて、「キュリー」というそうです。CURRYのフランス語ということだそうですが、なんだかお洒落。
店舗もカジュアルフレンチな雰囲気でとても感じがいい。フレンチポップスが流れてたりして本当に気軽に入ることができます。
さて、カレーですが、実にシンプル。
牛すね肉と野菜から抽出したブイヨンにルーとワインとスパイスを加えたという上品なソース。
あっさりしているようで、味に深みというか奥行きがあって衝撃でした。いつも食べるカレーとは少し別物ですが、これはうまい。
ソースがなくなるのが心惜しかったです。トッピングなしだと写真のように、本当にシンプルなので、牛のホホ肉をトッピングで注文しました。
溶けるとろける。
トッピングもソースに浸って別のお皿で来るのですが、そのソースは肉のうまみが入っていてまた格別の味。
ランチはもうひとつ、ブイヤベースもあるのですが、相方がこちらを頼んでいたので少しもらうといやぁこれも感動。
海老のうま味とブイヨンのうま味がこれでもかというほど染み出てました。
カレーとは少し違いましたが、こちらもおすすめです。
値段は2皿で3000円と少しお高めですが、あのカレーと店の雰囲気と店員さんの愛想のよさと前菜のラタトゥイユとコーヒー合わせてこの値段なら、アリでしょう。
ぜひ一度ご賞味を。