あぁ方向音痴

◎方向音痴

ぼくの友達なら誰でも知っていることですが、ぼくは極端な方向音痴です。金曜日までは研修で大阪にある会社の寮に住んでました。

シャワー室がフロアの真中にあるんですが、シャワー室から部屋と反対の方向に歩いていってしまうこと 50%・・

これにはさすがにヒきました。。よく引かれるけど、こればかりはどうしようもない。

そんなわけでせめてメカニズムだけでも調べてみました。

情報元は”FAR EAST RESEARCH Co.” 知っている人なら知っている、懐かしいリサーチ会社だと思います。

◎帰巣本能説

動物達が迷わずに帰るべき場所に帰れるのは、動物達が自立航法を持っているからだと言われる。これは、地図や磁石などの道具を用いずに、正しい方向や目的地に移動することが出来る自然のナビゲーションシステムである。

そのメカニズムによって、

・動物は視覚や聴覚などの感覚器官から得られる様々な情報から、頭の中に一種の地図のようなものを作る

・体内で感じている現在の時間と太陽や星など天体の位置関係から目的地や自らの位置を認識する。

・体内にある方位磁石と同じ働きをする物質から、方角を察知し移動する

動物達の帰巣本能は、これら3つのシステムが相互に機能して働いていると考えられている。帰巣本能がない人間=方向音痴だと考えられる。 

◎方向細胞説

 人間の方向音痴というのは、イメージマップという空間認識を頭の中に構築できず、道に迷ってしまう現象を指すが、この空間認識が苦手な人というのは、方向細胞と他の感覚器官の神経細胞とのつながりが弱いため、認識できずに見失ってしまうからだという。

方向細胞とは1990年にラットの脳内で発見されたもので、1つの細胞が1つの目標を記憶し、頭がその目標の方向に向いた時だけ活性化するという。さらに方向細胞は、暗闇など視覚情報がない状況でも目標の方向に頭が向いた時に反応すると考えられるというのだ。

 1999年 イギリスオックスフォード大学でサルの脳からも、この方向細胞が発見されているため、人間もこの方向細胞を持っている可能性は高いと考えられる。

 方向音痴の張本人から言わせてもらうと確かにこうした先天的な人間本来のパワーが大きく影響していると感じることが多々あります。

 どこの場所にいても家の方向は「あっち」と考える間もなく判断する能力を目の当たりにするとその能力が「先天的に欠如している」ことをまざまざと見せ付けられます。

 周囲の方には方向音痴のせいで迷惑をかけることが多々あると思いますが、そんなときはいつものように温かく受け流してやってください