弾丸うどんツアー、各店の感想を連載してみます。
今回の旅、初めに向かったのは坂出IC をおりてすぐにある「がもううどん」。
比較的早くから開いているのでコースの1番目に決めました。
この世界で名著と言われる「恐るべきさぬきうどん3巻」において、「21世紀に残したい情景の店」第1位になっただけあって、周囲には田園風景が広がり、納屋のような店構えでまさに自然と一体化しています。
現在は大きな駐車場になっている所も以前は田んぼだったということで、讃岐うどんブームが変えてしまった景色がここにありました。
初めてのセルフ注文で少しとまどいましたが、かけうどんのみなので「熱い& 1玉」で注文は完了。あとは置いてある天ぷらやお揚げ、ねぎを自分で乗っける。そして好きなだけ出汁をかける。げそ天乗せて値段は170円。安いっ!そりゃ地元の人もたくさん来るわな、と納得。
肝心なお味の方は、文句なしに「うまい。」これまでは家で冷凍の讃岐うどんをおいしいと思っていたが、ただ歯ごたえがある冷凍うどんとは決定的に違う。表面は比較的やわらかく、つるっとしていてコシがある、そんな旨さがまさに「本物の」讃岐うどん。
出汁も非常に上品で、先も考えずにすべて飲み干しちゃいました。
■[MLB]今日の松井秀喜
4番で先発、5打席目にレフト前ヒットで5打数1安打。打率を2割9分5厘(チーム1位)としている。
この試合でヤンキースはプレーオフ出場が確定した。しかし、松井は「プレーオフは最低限の目標。そこでプレーできることはうれしいけれど、地区優勝がかかっている限りは実感がないですよね。ナインの誰もそんなことは話していないし、僕も意識していない」と話した。
明日からは敵地ボストンで宿敵レッドソックスと直接対決。ボストンには負け越しているので是非とも勝ちたいところ。地元紙デイリーニューズはイチローが素手で樹齢84年の大木を押し倒そうとしている漫画を掲載。なんとそのタイトルは「真のゴジラ」。
松井も負けてられない。明日からの3連戦で大爆発して本家ゴジラをアピールして欲しい。
■[MONO]「秀さんへ。
今回、紹介するのは松井秀喜の父親、松井昌雄氏が書いた「秀さんへ。」。
この本は10年間、昌雄が秀喜に送り続けた178通の手紙をすべて公開し、独特の教育哲学やエピソードをつづった作品。
・驚きのエピソード
この本で初めて知ったのは、松井が左打ちになった理由。なんと、兄 とその仲間たちと野球をやっていたとき、あまりにも飛ばしすぎるため、 「おまえは、左で打て。お前の好きな掛布も左や、かっこいいぞ」と言われたのがきっかけとのこと。初耳。
・教育哲学
昌雄の教育哲学には感銘する部分がたくさんある。
たとえば、日本一になり、故郷に凱旋した時。昌雄は秀喜がタクシーから降りて周囲を一瞥し手を挙げた瞬間、秀喜の瞳の中にあるおごりの光を感じ取った。
そして「主観的に自分をみてはいけません。客観的に立場を見なさい。周囲の人は野球選手としての一面を見て美化しているにすぎない。人間性で評価しているのではないのにあの態度は変だ。自分を見失ってはいけない。常に謙虚な気持ちでいないと、挫折したときのショックは計り知れないですよ」と叱った。
秀喜はこういうとき、途中で口を挟んだり、反論したりは決してしないという。彼の実直な人間性はこうした父の教育方針、また父とのこうした関係から必然的に培われたものであろう。
・「努力できることが才能である」
この言葉は僕の一番好きな言葉で、勉強やクラブ活動、就職活動の時にも常に頭においていました。
この言葉は秀喜が小学校3年生の時に昌雄が贈った言葉である。当時、習字で書かれた言葉を今も彼が使っていた部屋の机の前に貼り、大切にしているという。松井秀喜にピッタリと当てはまる言葉である。
後からつけた言葉ではなく、秀喜自身がこの言葉を踏みしめて野球をしてきたに違いない。松井秀喜・野球の館には九谷焼作家の北村隆さんが作成したこの文章をモチーフにしたレリーフが展示してあります。
実はこの北村さんは僕の親戚で世間というもんはほんまに狭いものです。そんなこんなでこの言葉はまさに自分にとっての座右の銘。会社に入ってもずっと頭においていきたい言葉だと思う。
コメント(復旧)
#bighead『うどんをコラム連載するあなたは大物です。』
#daichi-55『ちょっと写真2枚ワザなんてのを使っちゃいました。讃岐行くときは参考にしてくれよ~』
#tsugihiro『「恐るべき讃岐うどん」??そんな本は知らんが、どうも名著な予感。』
#daichi-55『名著やで~アマゾンレビューからパクってみると、「県内にその数およそ700店という「うどん王国」香川。その香川県人も知らない徹底ディープなうどん屋を求め、道なき道を行く“麺通団”」っていうグループが書いた本で、「全国にさぬきうどんブームを巻き起こすきっかけとなった、伝統的B級グルメ本」らしい。「さぬきうどんに興味があるなら、何はさておき、まずこの本を読むべし。」やとさ。讃岐うどん食いに行くなら必読やでっ!!』