勲章

今年もやってきましたスケートの季節。

例年のように年末にスケート教室の申し込みを済ませ、1月中旬の開始を待つのみでしたが・・、まさかのタイミングで想定外となる緊急事態宣言が再発令となり、またもや帰郷が危ぶまれることに。

楽しみにしていた毎週の恒例行事でしたが、帰られないことにはどうしようもできず、泣く泣くキャンセルすることに(涙)

返金されたお金を使って楽しくスシローに行って子どもたちには納得してもらいました。

そんなこんなでしたが、緊急事態宣言の再発令後の会社の空気感を様子見した上で、今回は通常通り帰ることができそうだったので、急転直下で3月のスケート教室を申し込むことに。

去年、なんとか姉弟ともに合格したので姉は赤リボン、弟は緑リボンでスタートです。

弟は赤リボンを目指すので、
・左右の前進滑走
・コーナーのクロス滑走
を練習します。

姉は黄色リボンを目指し、
・前進アウトサイドセミサークル
・両足後進ひょうたん型滑走
の練習となります。

二人ともなかなかの難関となりそうです。

弟は前回、飛び級をさせてもらったこともあって実際のところは緑の中でもかなりの初心者レベル。初日は少し早めに来て慣らしましたが、以前クリアしていたはずの左右滑走がどうしてもテクテク歩きになっていまいます。

姉は赤色クラスとなり、一気にレベルが上がった感もあり、「アウトサイドセミサークル」がなかなか難しい様子。頭で分かってもいざ足を出すと手足が反対になるし、何よりも片足で少し長く滑走する必要があるのでそれも難しそう。

初日は2人とも壁にぶち当たった感があったようで、「今回は無理!」モードが漂います。

2週目以降も毎週、午後早い目からスケート場入りし、家族で特訓です。

ここで姉弟の性格がパッタリ面白いほど別れます。「どうせ無理だから」と諦める勝負嫌いの弟と、執念で黙々と練習する負けず嫌いの姉。親が指摘すると「もういいの」とスネる弟と怒り出して聞く耳持たないけどひたすら頑張り続ける姉。

二人を足して二で割るとちょうどいいのでしょうが、まぁそういうものでしょう。。親としてはなかなかに疲れます。

3週目、いよいよ早くもテストの週。

なんだかんだ、勝負から逃げていた息子もテストの直前からは真剣な様子。黙々と練習を続けます。テスト本番も一生懸命にクロス滑走をがんばります。少し蹴り上げている様子が気になりますが、結果はどう出るか。周りの子の反応を見ると合格と言われた!なんて反応もあって、結果的には少し届かなかったかな、と来週の結果を待ちます。

そして次は娘の番。一生懸命に練習をした甲斐あって、練習通りに滑れたようには見えますが、ソロバン同様にもう親としてはできたかできてないかの判断がもはやつかないレベルです。

娘の方は生徒が集められて結果の発表がある様子。ここまでのレベルになってくると合格者はグッと減り、なかなか厳しいチェックが働きます。娘も残念ながら、「少し蹴り上げている」というコメントで不合格に。来週、再度チャレンジするチャンスがあるとのこと、悔しそうな表情が印象的でしたが、すぐに「絶対来週受かる!」と燃えてました。

4週目も頑張って昼イチから家族で練習です。親もなかなかに上手くなってきました笑

最後のクラスが始まります。息子はどうやら不合格だったようで、不合格だった3人が集められて再チャレンジの機会が与えられます。練習もいつも以上にみっちり見てもらえたこともあって最後に向けてなかなか仕上がってきました。

そしていよいよ再テスト。テスト後に先生になにかコメントを貰っている様子。

「なんて言われたの?」と聞くと「ダメだった・・ウソー受かったよ。ママには言ったらダメ」と照れながら何気ない感じで伝えてきます。

いつも何だかんだで勲章を手にする息子。逃げたり諦めたりしつつも、最後の最後でシレッと結果を手にしてきます。「どうせ自分は無理だから・・」とつい諦めがちな息子に少しでも自信になれたらこれ以上のことはありません。

そして締めくくりは娘の再テスト。最後の最後まで練習に練習を重ね、これでダメだったら可哀想だと思いつつも、なかなかの難しさなのでどうなるかとヒヤヒヤ。

結果は伝えられず、またもやみんな集められての結果発表!

五十音順で名前が呼ばれていき、いよいよ・・

合格!!

嬉しそうな、そして何よりホッとしたような娘の笑顔。

結果的には二人揃っての合格で、頑張った証の立派な勲章を手に入れました。今週は最後ということもあり、スケート後には外食に。

子どもたちのリクエストで、吉野家に行き、思い思いの注文で大満足の様子。

コロナに、再テストにといろいろあったスケート教室ですが、また一つ良い経験を積み重ねることができました。

単身赴任&レンタカーとなっても諦めずに続けてやれて良かったよかった。