人生初の潮干狩り。

今週は木・金と大阪で研修があったので、久しぶりに自宅からの通勤です。昔はごく当たり前だったわけですが、そんな日常がなんだか新鮮で、帰ってきたら家族が待ってくれてたり食卓をみんなで囲めることの幸せをしみじみと実感します。

そんな食卓の一品で金曜日の夜に出てきたシジミ汁。子供たちがやたらとシジミに興味を持ち、飼いたいなんて言い出す始末。そんな子供たちを見て、ふと寝る前に「潮干狩り」に連れて行ってあげようと思い立ち、急遽リサーチを開始。

潮干狩り@ときめきビーチ

大阪にはいくつか有名な潮干狩りスポットがあるらしく、いずれも阪南エリア。二色の浜か今回チョイスした淡輪あたりになるようですが、今回は初の潮干狩りということでつまらなかった時の保険にとして遊具や生物観察ができそうな「せんなん里海公園」が隣接されているのを決め手に淡輪の「ときめきビーチ」に決めました。

この日の干潮時刻は午後2時だったので先に公園に行こうかと思ってましたが、公園に着いてみると潮干狩り会場が賑わっている様子だったので、先に行ってみることに。受付の方に聞いてみるとここは人工浜なのであまり潮には関係なくいつでも採れますよとのことでとりあえず、人生初の潮干狩りをスタート!

砂場セットは持っていきましたが、100円で熊手とふるいのセットを借りていざ掘りまくります。

時間的に序盤はまだまだ潮が多かったですが、少しずつ引いていく潮が作る干潟を中心にアサリがザクザク出てきます。

あくまでもこちらは人工浜に人工的にアサリが撒かれているいわゆる「宝探しアトラクション」的なものなので、海の中にポツンと落ちていたり、一箇所から集中的に見つかったりします。まぁでも子供たちにとってはこれくらい発見できた方が楽しいことは間違いないようです。

子供たちは初めの頃は楽しく貝を探してましたが、途中からは親の方が頑張って発見しそれを子供たちが取りに来るという謎の展開に。貝を数えたり、持ってきた水槽に移して舌がビロっと出て来るのを観察したりと楽しそう。

2時間ほどでしょうか。ゆうに100枚超のアサリを捕獲し親としては達成感いっぱい。終始、かがんだ姿勢ということもあり、何より強い日差しを浴び続けたこともあって疲労感もいっぱい。。

実は大阪は貝毒が発生していることもあって、持ち帰りはできず、どれだけとっても1人800gのお土産と交換するという形になります。それはそれで少し残念ではありますが、食中毒なんかも出ているようなので致し方ないというところでしょうか。

生き物観察@せんなん里海公園

続いて、潮干狩り会場に隣接する里海公園に行ってみることに。

とは言ってもだだ広い公園なので、敷地内で車は動かしての移動となります。長くなりそうなので潮干狩りのお土産も後で取りに来る形にしてもらいました。

こちらには、比較的最近できた、観察用の磯があります。外海に面した本格的な方は事前の申請やレクチャーが必要とのことですが、こちらは特に何の手続きも料金も必要なく入ることができます。

この中海には小魚もたくさんいて、時には大きな魚がジャンプしたりします。岩の下にはカニがたくさんいて、浅瀬にはヤドカリもいっぱい。子供たちも初めはカニを掴むのにドキドキした様子でしたが、楽しんでひたすらカニを探してました。

こんな赤ちゃんカニも発見。

海藻も含めて、いかなる生物も採取して持って帰るのはNGとなっていますが、観察のために一時的に捕獲。最後に逃す時には1匹ずつと記念撮影してました。。

そんなこんなで昼ごはんも食べるのを忘れて、3時までぶっ通しで楽しみました。帰りの車ではもちろん子供たちは爆睡です。

帰ってからはアサリの酒蒸しに、その翌日は朝も昼も晩もアサリ尽くし。ボンゴレビアンコにアクアパッツアにと、時々ジャリジャリしつつも、たらふく食べて残りは砂抜きだけして冷凍庫に保存しました。

単身赴任をしてから、車を手放したこともあって、連休以外ではまともには家族で出かけることが減ってましたが、慣れてきたこともあってこうして土日の遠出もできるようになりました。

公園でのんびりと遊ぶ日常ももちろんいいですが、たまにはこうして出かけるようにしたいなと再確認したそんな休日でした。