コメント力

 社会人になり、そして父親になり、大きく変わったことは多々ありますが
「親しい間柄ではない方とちょっとした会話をする機会が増えた」というのもその一つかもしれません。

個人的には、相手に合わせた会話は得意な方かと思いますし、周りからもそんなキャラだと思われている節はありますが、この7月に仕事が変わり、より一層そうした「お付き合い的なコミュニケーション」が増えてくるにつれて、「もっと気の利いた切り返しができたら‥」なんて思うことも多々あり、たまたまネットに取り上げられていたこの本を手に取りました。

コメント力―「できる人」はここがちがう (ちくま文庫)

コメント力―「できる人」はここがちがう (ちくま文庫)

 

 結論的には、「コメント力は大事だ」ということはよくよく伝わりましたが、具体的にどのように身に着けていくかといった部分は特に参考になるわけではなく、、

まぁしかし今後に使えそうなヒントはいくつかあったのでメモ。

・以前とは何が違うのか、その違いを指摘するだけでコメントになる。コメントは比較して違いを言うことが一番簡単である。

・コメントの基本はまず的外れではないということ。中心を理解してから発言するという習慣付けをしていったほうがいい。それをやっている人がどこにエネルギーを一番注いだかに注目すればいい。

・対象についての話からは離れないというルールを常に頭に入れておくべき。コメント者自身の話が延々とされると自慢話で終わってしまう。

・人前で何かをコメントするときには、まず言いたいことを文字に書いて、文章を切り詰める練習をするといい。話すときには意訳したものを言うようにする。

・自分はどの立場で言っているのか、誰に対して言っているのか、その立場性を頭に入れながらコメントすれば的確なコメントができる。

・断言した時にはリスクが生まれる。だから皆はっきり物を言わないが、抽象的なコメントは何も行っていないのと同じであり、話をそこで断ち切ってしまう。「これはこうだ」「これはこうではない」とはっきり言い切る。

・専門的かつ感覚的なコメントが優れたコメント。どちらも不足する人はまずは専門的に、そして語彙や比喩といった感覚を磨く。

 これからの自分にとってますます大事になるコメント力。ブログも一種の「コメント」みたいなもんなので、意識しつつ、磨いていきたいと思います。