”子供と芸術は一生を懸けるに足る”


好きな番組の一つ、情熱大陸。
30分の短い時間で見れる割に内容が濃く、生き方や働き方を毎週考えさせられます。

先週の放送は埼玉を中心に学習塾を経営する塾講師・高濱正伸さんでした。

僕自身子どもがいる訳でもなく、教育にさほど興味があった訳でもないのですが、
高濱氏の生き方や全力で楽しむはたらき方に魅きつけられてついつい2度も放送を見てしまいました。

高濱氏は花まる学習会という学習塾を経営されており、「こども達が楽しめる塾」作りをされています。

偏差値を上げるのではなく、偏差値が上がる授業。

子どもを楽しませる工夫を随所に散りばめており、例えば授業を聞きながら黒板を写すことは禁止で、説明後にブラインドで隠して子どもたちにノートをとらせます。
頭で理解していないとノートが取れないというわけです。

他にも塾の外に飛び出しての授業や父親を含めた合宿も行っておられます。
知力と体力のバランスを大事に考えた教育。それが「偏差値が上がる」ヒケツなのかもしれません。

勉強を「楽しい」ものとすることで「習慣」にする。それが親や教育者に必要とされることなのかな、と考えさせられました。
高濱氏ご自身も「毎日が楽しくて仕方がない」と教育を楽しんでおられます。

心に響いた名言

「子供と芸術は一生を懸けるに足る」

「叱るとは『このままの方向だと自分でメシを食っていける大人になれない』と思い知らせること。厳しくて当然」

著書も大変評判がいいようなので買ってみました。
(ネット上ではどこも品切れでジュンク堂でようやく手に入れました。)