伊勢丹

デパート。

昔も今も変わらぬ幸せな響き。休みの日にデパートに行くってことそのものがなんだか平和な気がします。

そんなデパートの中でもやはり別格に思うのが伊勢丹京都駅ビルで大成功をおさめたという地元びいき的な先入観もありますが、

新宿伊勢丹、メンズ館に何度か足を運んでいるうちにその魅力にほれ込みました。接客、商品の置き方、ラインナップ、雰囲気が秀逸。

昨年、鞄を探しに東京中のデパートをハシゴしましたが、伊勢丹のカバンの置き方には正直、感心しました。

素材別、シーン別、用途別といった切り口で分けられており、他店にありがちな値段別・ブランド別といった切り口でない。ブランドなどから選ぶのではなく、素材やセンスといった視点で選ぶことができる売り場づくり。

もちろんディスプレイもこだわってます。

そんなことを感じておったわけですが、まさにそんなことをドンピシャに書いてあったのがこの本。

それらすべて伊勢丹の戦略でした。

それらすべて伊勢丹の強さの秘密でした。

伊勢丹だけがなぜ売れるのか 誰からも支持される店づくり・人づくり

伊勢丹だけがなぜ売れるのか 誰からも支持される店づくり・人づくり

 

 分かり易くはあるのですが、やはり専門用語も出てくるため、

一度でなかなか理解とまではいきませんでしたが、伊勢丹の裏に隠された科学と数学の世界を垣間見ることができました。

百貨店業界全体は売上が減少続きですが、伊勢丹は応援したい企業の一つです。

伊勢丹の株でちゃっかり儲けさせてもらいましたが、ここの株は簡単には手放さず、買い増しながら長期保有していきたいと思っとります。