本を読むこと

もともとはいろんなところ行ったり、体動かしたり、買い物したり、、いろんな趣味があった。

でも、去年から浜松という場所に来て、周りに会社の人以外で知っている人がいない状態だったり、今まで買い物をしていたような店がなかったり、やっていたホッケーのチームなんてもんがなかったりするわけで、どうしても趣味の中でも一人でする趣味の部分がふくらんできた気もする。

ここ一週間研修で同じだった同期とも話していたが、やっぱり縁もゆかりもない場所に、社会人1年目でほっぽり出されるというのはなんとも厳しいことなんだなと地元に帰るたびに思う。 もちろん、平日は仕事に没頭していて、そんな甘っちょろいことは少しも考えてないし、逆に、自分自身を磨ける環境におるだなんて前向きに考えたりもする。

でも、たまに一人で過ごす週末や、こうして京都に帰って昔のままの生活をしている時なんかにふと、「何で静岡におるんやろ。。」なんて疑問がほんとに、ふと湧いてくる。

話は大きく脱線しまくったけど、趣味の話。そう、一人でやる趣味=本を読む時間が増えた。 もともと好きだったけど、こっちへ来てからは1週間に2冊、1ヶ月に1万円以上は本にお金を使っている。 とは言ってもぼくが好きな大きい本屋は車で20分ほどのイオンの中にあって、これまた渋滞がひどくって、こんな趣味が生まれた。 「本を買いに行く車の中で読書する。」そんなことを言っているとよく笑われるが、これがなかなかいい。話の展開が気になると、いつもはあんなに嫌いな赤信号が恋しくなる。

ただ単に読んでいくのもあれなのでちょっと書評なるものも書きながら、備忘録にしたいなという意味もこめて、今日からちょくちょく、読んだ本を載せていきます。決してアフィリエイトでもうけようとしているわけではなく、ただ単に写真を使いたかっただけなのであしからず。

 *今日の本

陰日向に咲く (幻冬舎文庫)

陰日向に咲く (幻冬舎文庫)

 

 言わずもがな、あの「劇団ひとり」が書いた本。各方面で非常に評価が高い。人間くさい部分の描写や、短編どうしの絡み方が確かに巧いけれど、物語全体の深さがないように感じるのでぼく的にはあまり記憶には残らない。

しかし、劇団ひとりの持つ独特の人間観察眼で描写されている表現や全体の物語構成など、「おっ!」と思った部分は多かった。

京都ー大阪の新快速に乗りながら2日間で読破した。星3つ。☆☆☆★★