いざ東端へ
5 時45 分、起床。眠たい目をこすりながらすすきの駅に到着!今から札幌駅に向かいます。
07:04 スーパーあおぞら1 号に乗車。釧路まで4 時間、雪景色の中をひたすら走り抜けます。
一両編成!
まさにこれがローカル、一両編成の快速ノサップに乗車。一両編成の為、席が少なく座る場所がない…
立っていると、中学生らしき女の子に「座りますか?」と声をかけられた…しかも「私たち若いですから!」と笑顔で言われ、とまどいながらもお言葉に甘えてみる。
22 才で席を譲られるとは…うれしいような悲しいような…そんなこんなでローカル線の絶景の中を電車はひたすら走って行きます!
根室駅到着!
釧路駅からローカルに揺られること2時間、ようやく日本最東端の根室駅に到着。途中、日本海の真横を走る根室本線の車窓から見た景色はまさに絶景そのもの。
納沙布岬
バスに揺られること40 分、ついに最東端に到着。まさにここが最果て地であるということを痛感させられた。
ここは日本で唯一ラッコが見れる場所なんだとか。年に一回ほど姿が見れるということだそうだ。
旅の出会い
そこである一人のおじさんと出会った。軽のバンに寝袋とカメラを積んで横浜から来られてるとのこと。流氷の話に食い付いていると、「乗ってく?」というありがたきお誘いを受けた。
荷台に乗り込み、いざ流氷見物に出発!車窓から広がる海景色に流氷がポツリポツリと見えだす。沖の方には流氷の塊が押し寄せ、太陽に照らされて白く眩しく輝いていた。
走りだすとギッシリと流氷が押し寄せている場所があった。海岸に程近い場所に車を停めてもらい、いざ対面。
こ、これが流氷か…すげぇ…としか言いようがなかった。
見た者にしか分からないスケールと神秘、ロマンがそこにはあった。
北海道にはいろんな自然があるが、ここまでスケールの大きい自然はなかなかない。来たかいがあった。雄大な自然に見とれていると、おじさんはアイスハンマーをおもむろに取り出し、流氷を砕き始めた。
「食ってみれ」
言われるがままに氷をほおばると不思議なことにしょっぱくない。真水だから流氷になる、頭では分かっていても不思議だった。
お別れ
根室駅までおじさんに送ってもらった。本も書いておられるとのことなので名刺を頂き、お礼を言ってお別れした。
おじさん、ほんとうにありがとうございました。京都に帰ったら銘菓でも送っておこう。
本当なら流氷見物は明後日以降の予定だったのにいきなり今日、目の当たりにできて本当にラッキーだった。
まさにこれが気ままぶらり旅の醍醐味。人とふれあうからこそ旅ってのはおもしろい。今から再び電車に2 時間揺られ、釧路にもどります。
釧路着
釧路に到着し、炙り焼きを堪能。さっすが北海道のホッケはうまい!!
そして今夜泊まるのは釧路駅から徒歩20 分にある坂の上会館という施設。少し遠いが一人2600 円という安さ、愛想のよいご主人、お風呂、15 畳程もある部屋の広さといったメリットが一つのデメリットをはるかに上回ってます。
フロに入ってあったまったところで、明日の早起きに備えてもう寝ます。。