コンセントから広がる世界

■[通信]電線ネット、2006年に解禁へ

総務省は家庭の電源コンセントにパソコンや家電のプラグをつなぐだけで高速インターネットに接続できる「電力線通信」を2006年にも解禁する検討に入る。通信用の大掛かりな配線工事が不要なため、ネットを通じてエアコンや冷蔵庫などを遠隔操作するネット家電が利用しやすくなり普及に弾みがつく。

(日経新聞12/21一面)

前々から技術としては可能だったコンセントによるネット接続がいよいよ実現の段階に入りました。これまでは周波数が船舶か何かと(たしか、)干渉するとのことで見送られてきたが、とりあえずは屋内の使用とする形で実現するようです。

電源コンセントでネットができるということは、ユビキタス社会にとって大きなメリットとなる。なぜなら、これからは冷蔵庫や電子レンジなどにIPアドレスを持たせる、すなわちネット家電というものが普及してくる。それらを接続する際に難しい設定などがいらずにコンセントにさすだけで事足りるのだからこれは非常に便利がいい。

電力会社や松下電器産業が主導となってやっています。

これが普及すれば、これまた光ファイバーの大きなライバルとなります。通信速度こそ光ファイバーの半分以下だが、ネット家電にそこまでの速度は求められない。そうした意味で、メリットの方が大きい。これでまた、NTTの優位性が一つ崩れることとなる。

最近、光ファイバーサービスで電力会社が通信事業者を圧迫しているが、これでまた、より多くの影響力をもつことになるだろう。目が離せない。

■コメント(復旧)

#bighead『へぇーすごい!そんなんできるんですか!速度が光ファイバーの半分以下っていっても、電話回線よりは速いんすよね?だったら問題なしですね。ところでネット家電って本当に普及するんすかね?するんやろうなぁ...。』

#フローズンパイン『おっす!昨日はお疲れさん!今頃例のところかな??コンセントを通じたネットが出来る技術ってかなり進歩してて、松下の技術だったら今のADSLより速度は速いらしいよ~。しかも、俺らが家庭で使う為の速度って40mbpsもいらんって聞いたんだけど、それを考えたらだいぶ実用的やな~!!ウチの大学のOBの人がこの仕事やってるって聞いたけどだいぶうらやましいな・・・。』

#ほねろび『この場合コンセントはやっぱり3穴式のホスピタルグレードを使うことになるんでしょうかねえ。』
#daichi-55『たぶん、基本的には普通のコンセントを使うようになると思いますよ。でも、より通信速度を出すためにホスピタルグレードの方が良いとか言われて、それがスタンダードになっていくかもしれませんね。現に、ADSLもノイズをなくすためのグッズが売られたり、どうやってノイズをとるのかの特集が雑誌でされてますので、ノイズが少ないホスピタルグレードはオーディオファンだけのものではなく、通信ファンのものになる日が来るかもしれませんね。未来が楽しみです。』